社会

「歯みがき」こそもっとも簡単な超絶健康法だった!(2)口の中に排水溝の「ぬめり」

20170209s2nd

 最悪の事態を招かないための予防措置こそ「歯みがき」。世の中のほとんどの人が歯みがきをする中、なぜ口内トラブルを引き起こす人とそうでない人に分かれるのか──まずは「歯みがき」の意識を変える必要がありそうだ。

「『歯みがき』と聞くと『虫歯の予防』を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、『歯周病の予防』という目的もあります。個人差はありますが、歯のケアを丁寧にした場合と、それをまったく怠った場合では、健康や寿命に差が出る、という関係が明らかになりつつあります」(安藤氏)

 歯みがきとは、口内の「バイオフィルム」を破壊する作業。バイオフィルムとは、歯と歯ぐきの隙間や、舌の表面にある微生物の皮膜のことで、風呂場の排水溝などの「ぬめり」もまさに「バイオフィルム」だ。あれが口の中にあるのである。

「歯みがきの下手な人は、バイオフィルムを除去できないまま、何カ月も残っています。除去できていないということは、古い歯垢もそのままということ。歯垢が古くなると、新しいものと比べて中にいる細菌の種類が悪玉菌に偏ります。古い歯垢の中の菌のほうが炎症を起こしたり、細胞を壊して出血させたりするポテンシャルが高いのです」(武内氏)

 バイオフィルムを破壊して歯垢や歯石を除去することで、唾液に含まれる抗菌物質が流通し、口内の衛生状態がよくなり健康が保たれるわけだ。必要な時間は、たった10分である。

「毎食後磨く人がいますが、頻繁に歯を磨いても意味はありません。菌の繁殖時間から考えると、朝と夜の2回で各10分程度、隅々まで歯垢を除去し、舌洗いやマウスウオッシュもすれば理想的です」(前出・武内氏)

 10分でも長いと感じる人には、テレビを見ながらや、新聞を読みながらなど「ながら磨き」がお勧めだ。歯磨き粉を使いすぎると唾液が出て、10分磨くことが難しくなるため少量がよいとされている。多くの種類の歯磨き粉が市販されているが、どれを選び、どう磨けばいいのか──。

「フッ素が入ったものを使うと、虫歯予防に効果的です。私がやっているのは『つまようじ法』。歯の表面をなぞるようにブラッシングするのではなく、歯ブラシを立てて歯間に毛先を押し込む磨き方で、専用のブラシも発売されています。いくつかの方法を試して、自分に合ったやり方を探すべきでしょう」(前出・安藤氏)

 ごみは歯と歯の間によりたくさんたまっているので、糸ようじやフロス、歯間ブラシなどがあるとベストだ。歯みがきによって歯ぐきから血が出るという人も多いと思うが、この「出血」点は重要なサインなのだ。

「そこが歯周病にかかっている個所なので、重点的に磨く目安になります。他にも、糸ようじを使ってみて、ニオイをかいで悪臭がするところも同様です」(前出・安藤氏)

 血やニオイこそ、口腔内がピンチのシグナル。実はこのサインをキャッチしにくくする行為が、「喫煙」である。タバコを吸うと血管が収縮して、末梢の血液循環が悪くなるからだ。

「タバコの作用で、本来見られる腫れや出血が見られなくなることがあります。また、ヤニのニオイで本来の悪臭がわかりにくくなるのです」(前出・安藤氏)

 とはいえ、全て日々歯みがきをしても、完全に口内をキレイにするのは、実は不可能だという。

「だからこそ年に3、4回は歯ぐきの溝の中の悪玉バイオフィルムを、歯科クリニックで除去し、洗ってもらいましょう」(前出・武内氏)

 歯科医は、「痛くなったから行く場所」ではなく、「定期的に行くべき予防装置」なのだ。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    過食やストレスによる“ぽっちゃり” 実は「脳疲労」が原因だった!?

    Sponsored
    157187

    「思うように外出できないし、友だちともなかなか会えない」「四六時中、家族と接していて息が詰まる」「在宅勤務だと仕事に集中できない」「残業がなく収入減で将来が不安」──会議に限らず、飲み会やデート、婚活まで、オンラインによるライフスタイルがニ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    参加無料の賞金大会実況リポート!いま激アツなオンライン麻雀の“リアル”

    Sponsored
    156506

    ここ数年、急増している麻雀番組。昨今、超人気アイドルグループをはじめ、グラドル界からも麻雀にハマるメンバーが続々登場。彼女たちの間では「グラドル雀士枠」の争奪戦も展開されているとか。もはや可愛いさだけではなくプロとも渡り合えるガチな雀力が求…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    アラフォー男性の健康トラブルが増えている!?“人生100年時代”を生き抜く3つのヒントとは?

    Sponsored
    155376

    “貧乏暇なし”とはよくいったもので、来る日も来る日も働きづめでストレスはたまる一方だ。暴飲暴食で食生活は乱れ、疲れがなかなかとれないばかりか、眠りは浅く熟睡もできない。こんな毎日だから朝から体がダルいし、集中力や判断力が鈍って仕事ではミスば…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
小西真奈美、美しすぎる逆光バストショットに絶賛の声!サイズもアップか!?
2
ホラン千秋、「Nスタ」“Dカップ無双”が止まらない!ニットバストに絶賛の嵐
3
深田恭子、「サーフボード手入れ中」水着姿公開でファンが「さすが!」大歓喜
4
アンタッチャブル柴田“タメ口タレントってどうなの?”発言にネット大喝采
5
太川陽介が「バス旅」で痛恨のミス連発!旅番組引退の危機も?