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今週は東京で「エプソムC」が行われる。過去10年、1番人気馬は〈4・3・1・2〉と堅めの傾向。一方、阪神の「マーメイドS」は、牝馬のハンデ戦とあって〈2・1・1・7〉の荒れ模様。今週は東西で両極端の重賞だ。
先週の安田記念をもって怒濤のごとく続いたGI戦は、いったん終了。今週の東京のメインはGIIIのエプソムC。フルゲート(18頭)になることが多く、なかなか見応えある一戦だ。
今年も顔ぶれはいい。芝1800メートル前後の距離を得意としている馬がそろっており、馬券的にもおもしろそうだが、過去を振り返ると、意外にも順当に収まっている。
馬単が導入された03年以降、これまでの14年間、その馬単で万馬券になったのはわずか2回(馬連0回)。この間、1番人気馬は5勝(2着2回)、2番人気馬は3勝(2着2回)。1、2番人気がともに連対を外しても上位人気がそれをフォローする形で勝ち負けしており、無理な穴狙いは避けるべきだろう。
年齢的には4、5歳馬が圧倒的に強い。過去14年間を見ると4歳馬9勝(うち牝馬1勝)、5歳馬4勝というもので、あとの1勝は6歳馬。7歳以上は連対さえしておらず、馬券戦術として、このへんは頭に入れておくべきだ。
であるなら主力馬はおのずと浮かび上がってくる。“絶対”とは言わないが、人気の一角、アストラエンブレムを最右翼と見るのが筋だろう。前走のメイSはクビ差の惜敗だったが、ハンデ戦であり、背負った斤量の差による敗北と見ていいだろう。また、このレースは2カ月半ぶりの実戦。まだ本来の姿に戻りきっていなかったことも確かだ。
しかし前走の前からここが目標だったことを思うと、調整に抜かりがなかったことは容易に察せられるはず。1週前の追い切りは文句なし。軽快かつリズミカルな動きで、体調はまず万全と見て違いない。
東京コースは3着以下がなく、芝1800メートル戦は〈1100〉。走れる条件がそろっているのであれば、良馬場なら連対を外すことは考えにくいと見てよく、この馬からの流し馬券を推奨したい。
相手はクラリティスカイを筆頭に手広く流してみたいと思うが、この梅雨時、もし道悪での競馬となれば、カムフィーを大きく狙ってみたい。
良馬場でもその勝負強さは定評あるところだが、やや決め手を欠くだけに、雨の助けが欲しいところ。中間の状態がなかなかいいだけに、良馬場でも抑えは必要だ。
マーメイドSは、エプソムCとまるで真逆。よく荒れる重賞で知られる。
牝馬のみによるハンデ戦。簡単に決まりづらいレースであることはファンの方々も承知のことだろう。
それは顔ぶれを見てもよくわかること。いずれの馬が勝っても納得してしまいそうだ。
それほど難解な重賞だが、狙っておもしろいのはキンショーユキヒメだ。
前走は昇級初戦。にもかかわらず4角では“おッ”と思ったほど。決め手に甘いところはあるが、相手なりに走る勝負根性は評価すべきだろう。
その前走を使われてさらに良化気配。中間の稽古の動き、気配ともにすばらしく、ここにきて地力強化していることは明らかだ。
前走の烏丸S(1600万下)は昇級初戦で差のないレース(0.5秒差の7着)。それでも今回は、さらにクラス上のオープン挑戦となる。前走が53キロだったことを思うと50~51キロのハンデが妥当なところ。そうであるなら、このオープンに入っても好勝負必至と見ていいはずだ。
仏チャンピオンマイラーに輝いたシルバーシャーク(日本で種牡馬としても成功)など、近親、一族に活躍馬が多くいる良血。“一発”があっていい。
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