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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「谷 隼人」(1)とにかく俺の原点は高倉健さんなんです
●ゲスト:谷隼人(たに・はやと) 1946年、鹿児島県生まれ。63年日活ニューフェイスに合格、その後東映に入社し、66年の映画「非行少女ヨーコ」で準主役デビュー。東映アクションスターの一人として、「網走番外地」シリーズ、「不良番長」シリーズなどに出演し、高倉健、梅宮辰夫らと多く共演、「非情学園ワル」シリーズ3作で主演を務めた。68年から放送された、丹波哲郎、千葉真一らと共演のテレビドラマ「キイハンター」で人気を博し、後番組の「アイフル大作戦」、「バーディー大作戦」にも連続出演、およそ7年にわたってTBS土曜夜9時枠の顔として活躍。86年にはバラエティ「痛快なりゆき番組 風雲! たけし城」(TBS系)にレギュラー出演、“谷隊長”として人気を集めた。妻の松岡きっことの、おしどり夫婦ぶりも有名。
「キイハンター」「網走番外地」シリーズなどで、甘いマスクと愛嬌のあるキャラクターが人気を博した俳優・谷隼人。生涯の師匠として尊敬する高倉健が逝去したあと、その偉業を語る機会が増えているが、同じ健さんファンの天才テリーを相手に、なぜか大討論が始まって‥‥!?
テリー この前、松方弘樹さんのお別れの会でお会いしましたよね。東映の作品で活躍された俳優さんが最近次々と亡くなられて、本当にショックで。
谷 そうですね。ずいぶんと寂しくなりました。
テリー そういった方々の偉業を語るテレビ番組もけっこう放送されていますから、谷さんも引っ張りだこじゃないですか?
谷 そんなことないです。梅宮(辰夫)さんなんかはお上手ですけど、俺はテレビに本当に向いてなくて。
テリー またまた。僕、谷さんには若い時からずっとお世話になってるんですからね。
谷 フフフ、いきなり何言ってんのよ。
テリー 本当ですって。当時まだ特番ばっかり作らされていた駆け出しの演出家だった僕に、気さくに声かけてくれてたのは谷さんくらいですから。だから、いつもナレーションをお願いしていたんですけど、いつもつまんないダジャレばっかり言っててね(笑)。
谷 えー、そうだった?
テリー 覚えてませんか?「これ読んでください」って原稿を渡すと、自分で勝手にダジャレを入れ込んじゃっていましたよ(笑)。あれは、すごい才能だと思いましたよ。
谷 アハハハハハ! そんなことないって。
テリー それから奥様の松岡きっこさん、僕らの世代の憧れですからね。実は業界に入って最初に仕事したのがきっこさんなんですよ。たぶん、きっこさんは知らないと思うんですけども。そうだ、ずっと結婚記念日に2人で写真を撮っていたじゃないですか。あれは、今でも続いているんですか?
谷 ええ、今年の2月で37枚目になりました。他のお祝い事は何もやってないんですけど、それだけはずっと継続してます。2人で一緒に衣装を選んで写真を撮って、そのあとは家族や仲間と御飯を食べてね。
テリー さすが、ちゃんとしてますねェ。
谷 いや、この年になるとさすがに恥ずかしいけど、年に一度ぐらいは、そういう雰囲気があってもいいのかなと思ってます。
テリー 相変わらずのおしどり夫婦ぶりで、本当に羨ましい。谷さん、きっといい旦那さんなんだろうな。
谷 そんなことはないんですけど、人に対する目配り、気配り、心配りは健さんに教えてもらいましたから。俺、東映に入社して出会って、すぐ「この人の子分になろう」って決めたんですよ。とにかく俺の原点は、高倉健さん。おしゃれだし、カッコいいし、あんないい男見たことないですよ。
テリー まさに特別な存在ですね。僕、昭和43年に目をケガして入院したんですけど、個室の天井に高倉健さんの大きなポスターを貼っていました。
谷 そうでしょう。当時の男性なら、みんな健さんに憧れたはずですよ。
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