スポーツ
Posted on 2017年10月18日 05:56

天才テリー伊藤対談「槙原寛己」(4)大谷はメジャーでどう変わりますか

2017年10月18日 05:56

テリー そうすると、やはり今後のメジャーは、大谷(翔平)に期待ですか。

槙原 最終兵器が行きますから大変ですよ(笑)。彼は何かやってくれそうですけどね。

テリー バッターとピッチャー、どっちでいくんでしょう。実際問題、メジャーでは、昨日投げた選手に「じゃあお前、明日は5番な」みたいなオーダー、組めるんですか?

槙原 う~ん、どうでしょうか。でも僕は、生活環境を考えても、彼はナショナル・リーグの西海岸寄りのチームが合うのかなと思います。ピッチャーをやりながら、打席に立つのがいちばん無難かな、と。

テリー とはいえ、彼はホームランバッターではないですよね?

槙原 年間30本も打つという感じではないです。松井だって日本では50本打っても、向こうでは16本ですから。

テリー なら、大谷は打って10本いくかどうか。

槙原 そうですね。ただ、向こうからすると、彼の「若さ」と「伸びしろ」がすごく魅力なんだと思いますけどね。まだ23歳ですから。あと、メジャーで活躍することが、今後、彼にとっての糧になるとも思いますから。

テリー 例えば、どういうところですか?

槙原 大谷はまだキャリアが浅いから、全ての球を全力で投げているんですよ。出ればお客さんからスピードを求められますし、160キロが出て球場が沸けば、本人もうれしいですから。

テリー 周りの期待に応えたいでしょうからね。

槙原 ただ結局、何が大事かといえば、試合に勝つことであって、ここぞというところでキッチリと力を出せばいいわけです。早い話が、ランナーなんか出しちゃっても、気にしなくていいんですよ。

テリー ああ、なるほど。

槙原 江川さんなんて、23歳ぐらいから手を抜いて投げてますから(笑)。そう言っちゃうと語弊がありますけど、例えば、ランナーが二塁に行くと、そこで力を入れるわけですよ。大谷も今、そのジレンマがあるんじゃないかな、と思うんです。

テリー 確かに、メジャーでは160キロ出せる投手はけっこういますからね。

槙原 だから、僕はメジャー行きが、彼にとっていい転機にはなると思います。

テリー ちなみに、清宮はもうポスティングでのメジャー行きを意識しているわけですが、そのあたりは?

槙原 今はプロに入る前だから、そんなことが言えると思うんですよ。プロに入って1年目にまったく打てなかったり、2軍戦に出ることになったら「俺、なんであんなこと言っちゃったんだろう」と後悔すると思います。行きたければ、結果を出してから行けばいい。まあ、ポスティングを励みに頑張れるのならいいですけど、プロはそんなに甘くないですよ。

テリー 張本(勲)さんも、あるテレビ番組で、清宮が「王さんの記録を破る」と言ったことに対して「プロで1本も打ってないのによく言えるな」って怒っていましたけど(笑)。

槙原 言葉そのままの意味ではなくて、自分の学校の先輩だから、目標にしたいということなんでしょうけどね。でも、そういう話題が出るだけでも、大物感があっていいんじゃないでしょうか。これからも、球界を騒がせる存在になるといいですね。

テリー しかし、何か今シーズンが終わったようなまとめになっていますけど、まだまだCS、日本シリーズと続いていきますから。

槙原 先がまったく読めないですよね(苦笑)。でも、それがまた野球の実におもしろいところなんです。

◆テリーからひと言

 これからのCS、日本シリーズも楽しみだけど、やっぱり気になるのはドラフトだよなァ(笑)。清宮にはぜひ巨人に来てほしいけど、さあ、どうなるやら!?

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