社会

「つま先立ち鍛錬」「般若心経を唱える」遅延で満員の電車内“苦境を好転”秘策

 10月19日、三軒茶屋駅で起きた停電により、東急田園都市線が運転を停止して、大規模な混雑、遅延が起きた。

 様々な理由から毎日の通勤電車の遅延は起こりうるが、鉄道会社も安全最優先で最善を尽くしている中でのことなので、不満のぶつけようもないところ。

 そこで、そのピンチをチャンスと捉えることに成功している「通勤賢者」たちの実例をご紹介したい。

●西本聖式つま先立ち鍛錬法

 いつまでたっても電車は進まず、ずっと「立っていて疲れる」というのを逆手に取り、トレーニングの場と切り替える方法が「つま先立ち」だ。これは、かつて巨人・中日で活躍した投手・西本聖氏が現役時代に実践した方法。ランニングでは誰よりも長い距離を走るために、一番外側にコース取りをし、誰よりも遅くまで練習をしたというストイックな西本氏が、電車での移動中は必ずやっていたというもの。ただし、疲れすぎて呼吸が荒くなってしまうと、周囲から不審の目を向けられるので注意が必要だ。

●怒りを鎮め達観の域へ到達する般若心経を(心の中で)唱える

「なぜ自分がこんな目に」「混んでるのにマナーの悪いヤツの多いことよ」などとイラ立ちが増幅してしまうのが遅延電車内。そんな時に思い出したいのが「般若心経」の教えだ。たった262文字のお経に込められた「存在することの真髄」。ざっくりと言えば、「自分の存在や有ると思っているものは、本当は実体のないもの『空(くう)』であり、それを理解すれば、すべての苦しみも本来は無きものであるとわかる。その理解すら、概念でしかないのだが」といった内容。もちろん様々な解釈があり、現代語に意訳したものもあるので参照されたし。

●他人に体をあずけて思い切って寝てみる

 身動きの取れないギュウギュウの状態で、自立を保とうとするのはもはや無意味。そこで、思い切って全身の力を抜いてみると、思いのほか、体勢が維持できることに気がつく。そこで、無重力の宇宙船内にいるような気持ちで寝てしまおう。満員電車の異常事態、もはや起きようが寝ていようが周囲への迷惑度など変化しないと割り切ろう。

 誰でも簡単にマネできる「賢者の知恵」。いざという時に思い出してほしい。

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