政治

総選挙終了で…小池百合子の「安倍しゃぶり」大作戦(4)自公の股裂き状態が拡大する

 安倍総理と小池氏の関係に話を戻せば、今回の選挙戦では、小池氏が「外交・安全保障では(自民党と)違いはない」と秋波を送れば、安倍総理が「基本的な理念は(小池氏と)同じだろう」と応じてみせる一幕もあった。永田町で「ひょっとすると、安倍さんと小池さんはツルんでいるのではないか」との憶測が流れたゆえんだが、有権者にとっての小池氏はあくまでも「安倍一強政治を終わらせる!」との旗印を掲げて登場した鉄の女である。

 安倍総理とともに描いた極秘シナリオが思惑通りに進んで、改憲をめざす保守糾合のためのプラットフォームは作り上げたものの、小池氏は有権者にどうオトシマエをつけるつもりなのか。この点について、大物政治記者は、

「小池氏はあらゆる選挙結果を想定して、総選挙後の政局をシミュレーションしてきた。そして、全てのケースに共通する小池氏の最終目標は、極秘裡に手を結んできた安倍総理をしゃぶり尽くすことで、次の総選挙までに初の女性総理への条件を整えることだ」

 と明かした上で、次のように指摘するのだ。

「まず、安倍一強打倒を掲げてきた以上、巷間言われているような安倍政権との連立など、小池氏の頭にはハナから存在していない。ならばなぜ、安倍総理と秘かに手を組んできたのか。そこが小池氏の空恐ろしいところで、今後は自分を『闇の同志』と信じ込んでいる安倍総理をあの手この手で使い倒していくハラだよ」

 どういうことなのか。具体的に解説してもらおう。

「小池氏は今後始まる国会審議で森友・加計問題や大義なき解散問題などで安倍政権に揺さぶりをかける一方、憲法改正問題では是々非々の姿勢で安倍政権に助け舟を出しては恩を売っていく。その際、都知事兼希望の党代表である小池氏の兵隊を務めるのは、希望の党の公認を得た民進党の議員の中でも弁の立つスター議員。『安倍一強打倒はやはり健在』ということで、国政での希望の党の存在感を次第に高めていく中、それでも安倍総理は『よしよし、うまくやっているな』と、小池氏を疑うことはないだろう」

 もちろん、小池氏自身も二の矢を放っていく。希望の党関係者が声を潜めて明かす。

「小池さんが都知事という、総理に次ぐ強大な権限をチラつかせて都議会公明党を取り込んでいけば、それだけ、国政と都政での自公の股裂き状態は拡大していく。そんな中、消費増税凍結や原発ゼロなどの対立点を巡って必ずチャンスはやって来ると、小池氏は踏んでいる。しかも安倍総理は、難病の潰瘍性大腸炎という健康問題も抱えている。いずれにせよ、安倍政権が次の解散に踏み切った時、小池さんは初の女性総理の座を真正面に見据えた、乾坤一擲の大勝負に打って出るはずだよ」

 加えて、来年の夏には参院選も行われる。希望の党がここで一定の議席を確保すれば、小池氏は一段と力を溜め込んでいくことになるのだ。ユリコ主演の緑のたぬき劇場は、これからが本番なのである。

森 省歩(ジャーナリスト)

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    元SKE48の松村香織がガールズケイリンに潜入。女性アスリートの魅力をスペシャル動画でチェック!

    Sponsored
    137289

    ガールズケイリンをご存知だろうか? これは、2012年7月に復活した女子選手による競輪競走のこと。男子と同じ競輪場のバンクを使うという部分では共通するものの、ガールズならではの見所もある。そのひとつが“華やかさ”。ここ数年の自転車ブームでご…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    センベロ、野球、鉄ちゃん、アニメ、オタク……趣味などの価値観重視で生涯のパートナーを見つけるマッチングアプリが中高年に最適なワケ

    Sponsored
    136162

    50歳で結婚歴のない「生涯未婚率」が激増している。これは2015年の国勢調査の結果によるもので、親世代となる1970年の同調査に比べると、その率なんと約14倍なんだとか。この現実をみると、「結婚できない……」ことを切実な問題として不安に思う…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    認知症の予防に期待!? 世界初、九州大学がプロポリスの認知機能向上効果を実証!

    103760

    九州大学大学院歯学研究院の武洲准教授と倪軍軍助教の研究グループは、中国青海省人民病院との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下並びに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにした。臨床研究…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「ドクターX」、ついに歴代最低視聴率を更新で「あの肝煎りドラマ復活を!」の声
2
沢尻エリカ、「薬と男に溺れた」素顔!(1)成長しないクラブ遊びと女王癖
3
沢尻エリカ、「薬物事件」で「松坂桃李ファンが大ショック」の理由!
4
「少年寅次郎」“寅さんの母親”を演じた井上真央に大絶賛!感涙の声続々
5
胸の先端がピンコ立ち!映画「人間失格」で「マッパになった」大物女優とは