芸能

天才テリー伊藤対談「村野武範」(4)村野さんは昔から変わらないですね

テリー ところで、村野さんの新曲「ハマナス」、聴かせてもらいましたよ。

村野 これ、39年ぶりのソロシングルなんですよ。いかがでしたか?

テリー 渡哲也さんを彷彿させる、いい歌ですね。

村野 それはうれしいなァ。実は、本当に渡さんの「くちなしの花」のイメージで作ってもらった歌なんです。

テリー 曲のイメージもジンと胸に来る感じでね。

村野 ええ、北の国に置いてきてしまった女性に対する悔恨の情をハマナスに例えてね、皆さんにも1つ2つあるだろう、淡い心の痛みを歌いました。

テリー ビブラートがかかった声が、また甘くて。

村野 テリーさん、もっとほめて、なんてね(笑)。もともとは2年前にレコーディングする予定だったんですけど、ガンの騒ぎがあったもので、やっと発売できることになったんです。

テリー そうか。2年分の思いが詰まった歌でもあるわけですね。じゃあ、僕も周りに宣伝しておきます。最近は「老後」をテーマに講演もされているらしいですけど、村野さんの理想の老後って何ですか?

村野 「お金も暇もあって、夫婦ともに健康なら」って話ですけど、同じ年代の友達夫婦4組と、海とか山のほうに引っ越して、一緒に住めたらいいなぁ、なんていう夢みたいな話をよくしていますね。

テリー いいですねェ。

村野 どこか静かなところで、気の置けない仲間同士、できれば野菜なんか作ったりしてね。4人いれば、暇な時は麻雀やゴルフもできますから(笑)。

テリー お友達は、どういう方々なんですか?

村野 役者仲間じゃなくて、骨董品屋や電気屋とかをやってる普通の人たちですけど、一緒にいると楽しくてね。最近はよくカラオケに行きますよ。

テリー おお、どんな歌を歌われるんですか。

村野 「星のフラメンコ」「高校三年生」「君だけを」とかかな。講演の時も何曲か歌うんですよ。

テリー じゃあ、ファンは大喜びですね。

村野 いや、ファンは不安だと思います。

テリー ダジャレじゃないですか(笑)。自分の曲は歌わないんですか? 「ハマナス」はもちろんですけど、「青春はどこに」とか「ひとつの地球に生まれて」とか、昔の曲があるじゃないですか。

村野 それはCDになってないですよ。

テリー いやいや、なってますよ。昔の青春ソングばかりを集めたCDが発売されてて、僕、それを持ってますから。

村野 そうなんですか。テリーさん、僕より僕のこと詳しいなぁ。

テリー しかし、村野さんのイメージって、本当に昔から変わらないですよね。本当にまっすぐな人なんですよ。だから、村野さんの「くいしん坊!万才」はおもしろかったですよ。味に対する反応がもう、正直すぎて。

村野 ええ、スタッフにも「顔を見るだけで、うまいかどうかわかります」「おいしいフリしても、視聴者にバレてますよ」って言われていましたね(笑)。もう、これは変わりようがないんですよ、バカだから。

テリー いや、変わらなくていいんですよ。それが、すごく魅力的なんですから。大病も乗り越えたし、新曲も出たし、これからが村野さんの新たなスタートになるんじゃないですか。

村野 まさに「レッツ・ビギン!」ですね(笑)。

◆テリーからひと言

 ニュースを聞いた時には心配したけど、元気そうでよかった! 今度は青春ドラマでブッ飛んだ校長先生の役をやってください。あっ、老人ホームにいる明るいスケベな親父の役なんかもいいかもな。

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