社会

正月くらい「モチをたらふく食べたい」人のための「正月太り」解消策

 たった2切れで「茶碗1杯分」のカロリーと言われるモチ。だが、正月だとついつい食べすぎてしまいがち。三が日こそ、お屠蘇気分で自分を許していたが、本格始業までの休暇中もあり余るモチを積極的に消費したいところ。そんな時のため、カロリーや炭水化物の摂取を少しでも和らげる手段、考え方を持っているだけでも、毎年恒例になった「正月太り」の解消を目指したい。

(1)味付けの工夫

 モチは、血糖値は上がりやすく脂肪をためやすい。この点が、ダイエットには適さない食材と呼ばれるゆえん。これらの効果を和らげるには、他のものと一緒に食べる必要があるが、そもそも味付けせずにそのまま食べる人も珍しいだろう。

 砂糖醤油、砂糖を混ぜたきなこ、あんこ…これらはモチを美味しく食べることにおいてはオススメだが、よけいに糖分まで摂取してしまうので、避けたほうが得策。そのまま食べた場合と比べ、血糖値の上昇を少し和らげつつ、糖の摂取を抑えるならば、磯辺焼きがオススメ。これならば「1つ多く」食べてもOKな気分にもなるというもの!

(2)栄養を摂取する手段と考える

 正月と言えば雑煮。モチが、やわらかく煮込んであるために消化がよくなっている。そこで一緒に、消化しにくい「食物繊維」を多く含んだ野菜を食べることで、効率よく「野菜を摂る」と考えれば、モチの多量摂取による罪悪感も軽減されるだろう。

 いんげん豆、ごぼう、しいたけ、まいたけ、おからなどは、ここぞとばかりに雑煮に入れるか、一緒に食べることで、血糖値の上昇を抑え、コレステロール排出、糖質の消化・吸収を緩やかにしてくれる。そうして、気兼ねなくモチを1つ追加しよう。

(3)自分をダマす!

“つい”食べてしまうというのも、満腹“感”、満足“感”を得るため。ようするに“感覚的”な部分だ。誰もが「何グラム食べた」かではなく「何個食べた」と考えていることからも明白。

 そこで、あらかじめモチを小さくカットし“自分をダマす”ことで、実際はいつもより少ないのに、同様の満足感を得る方法を実践してみていただきたい。例えば、親戚などから贈られたつきたてのモチを切り分ける際に、普段の2/3ほどのサイズでカットすれば、それは「65%オフ」となる。

 今年こそ「脱・正月太り」で、2018年は最高のスタートを切りたいものだ。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「わかめラーメン」新CMにゆうちゃみ起用で思う「廃業危機ラーメン店」を救うのはギャル
2
太川陽介が舌好調で明かした妻・藤吉久美子への「暴君ぶり」自宅での料理で激怒した
3
NHK番組は終了…とんだトバッチリでしばらくは新規起用が見送られる「新しい地図」の悲運
4
甲子園出場「21世紀枠」に負けたのは末代までの恥/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
巨人・久保康生巡回投手コーチが田中将大「魔改造計画」でつけた「注文」