芸能

人気レスラー棚橋弘至の「99.9」出演に「なぜ『BG』じゃない!」異論が出たワケ

 3月18日にドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」(TBS系)の最終回が放送され、自己最高視聴率の21.0%で有終の美を飾った。この回には人気プロレスラーの棚橋弘至が出演してプロレスファンを喜ばせたが、その棚橋に対して一部のファンからは困惑の声も沸き上がっているという。

「この『99.9』では榮倉奈々の演じる弁護士が熱いプロレスファンという設定で、セリフの端々にプロレス用語が飛び出るなど、プロレスファンをくすぐるギミックが散りばめられています。そして当のプロレスラーもカメオ出演しており、第1話では現IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが、そして最終話では棚橋が出演したわけですが、彼らは業界最大手である新日本プロレスの所属。そしてその新日は、テレビ朝日が20%以上の株式を保有する持分法適用関連会社なのです。つまり『99.9』を放送するTBSにしてみれば、ライバル局の関連会社に所属する人材をドラマに出演させたことになります」(テレビ誌編集者)

 これぞ掟破りの逆出演!?プロレスファンにすれば、オカダや棚橋はテレ朝のドラマに出演するのが筋で、本来なら木村拓哉主演の「BG ~身辺警護人~」(テレビ朝日系)に登場すべき──そう考えるファンは少なくないのである。しかも「99.9」には新日の大会ポスターが登場し、第1話に出演したオカダは2月10日に開催された大阪大会の告知までする始末。他局の電波を使って新日の宣伝をするという形になる“利益相反行為”すら行われていた。ただし現場では、その局またぎを気にする様子はないというのだが。

「確かに新日本プロレスはテレビ朝日の関連会社ですが、所属選手はテレ朝と専属契約を結んでいるわけではありません。新日の最大株主はカードゲーム最大手のブシロードであり、ブシロードや新日にとってプラスになれば、他局でもむしろ積極的に出演するんです。実際、“スイーツ真壁”の異名で知られる真壁刀義は『スッキリ!!』(日本テレビ系)でレギュラーコーナーを持っていましたし、今回の『99.9』に写真出演していた中西学は『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)に自分のコーナーを持っていました。そして棚橋も09年のドラマ『アタシんちの男子』(フジテレビ系)にレギュラー出演しています」(前出・テレビ誌編集者)

 プロレスでは昔からテレビ朝日系の新日と日本テレビ系の全日が交流戦を行うなど、テレビ局にこだわらないケースが少なくない。もっともキムタクとプロレスの両方が好きだというファンにしてみれば、ぜひ「BG」にも出てもらいたかったというのが本音かもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
不満噴出!日本国内空港「プライオリティ・パス」利用制限続々で「もう価値なし」
2
「犯人」はコイツだ!中日ドラゴンズで勃発「令和の3億円事件」解決の行方
3
「不倫全面否定」で状況がどんどん悪化する永野芽郁の「CM全撤退」と「緊急降板」
4
計画練り直し!ヤクルトが村上宗隆の「今オフのメジャー挑戦」を許可できない「当然の事情」
5
いつまでシラを切る!? 主演映画公開直前にトドメを刺されそうな永野芽郁の「舞台挨拶」