スポーツ

金沢競馬“異常オッズ”八百長疑惑を徹底追及する!(1)GIジョッキーも騒動を注視

20131107y

 11月4日に地方競馬の祭典「JBCクラシック」が行われる金沢競馬場。“八百長疑惑”を報じたばかりだが、そんなやさき、またもや不可解な「異常オッズ」が出現し、問題視されているのだ。はたして金沢で何が起きているのか──。

 現在、競馬界で注目の的となっている金沢競馬場。11月4日、文化の日の振り替え休日には地方競馬の祭典「JBCクラシック」が開催されることもあり、中央競馬ファンからも熱い視線を浴びているのだ。

 だが、それ以上に目下、大問題になっているのが、指摘した「八百長疑惑」である。昨年11月6日のレースで、第3コーナー手前で、先頭を走っていた馬のO騎手がまるでみずから「降りる」ように落馬したことから「Oダイブ」と呼ばれ、ファンの間でも議論噴出していることを指摘した。その余波は、金沢のみならず、中央競馬にまで波及しているというのだ。

 スポーツ紙記者が話す。

「アサ芸さんが“疑惑のダイブ”を報じたあと、中央競馬の関係者の間でも、動画を検証している光景を見かけるようになりました。あちこちからタブレットを見ながら『ありえんわ~』という声が聞かれますね。先日も重賞トレーナーやGIジョッキーから嘲笑が漏れてましたよ」

 しかも、レース後の騎手への聞き取り調査によれば、競走中止の理由が「鞍ズレ」だったことも、中央競馬関係者にことさら不信感を与えているという。前出・記者が続ける。

「若手ジョッキーによれば、『背中の柔らかい若駒は鞍が前に移動することがあるけど、降りるほどじゃない』と話してました。一方、ベテランジョッキーに尋ねてみると、『足から飛び降りるのは、馬がパニックになると感じた時だけ。菊花賞を制した福永祐一が当日の新馬戦でスタート直後に足から降りて中止したのも、馬体が当たり、危険回避と判断したからでしょう。鞍ズレが理由なら、鞍が反転して(馬が)痛がった時ぐらい。それでもゴールまで行けると思う』と話してました」

 つまり、あの「Oダイブ」については、関係者も不審の目を向けているのだ。

 だが、それだけではない。10月15日に、またもや“疑惑のレース”が行われていた。

 ターフライターが言う。

「もともと今回の疑惑が表面化するキッカケとなった『金沢競馬八百長糾弾ブログ』では、競馬ファンが複数の“不自然なレース”を告発していますが、その中でも明らかにおかしいと思えるのが、『単勝払戻が3連単を上回ったレース』です。ワイドも、3連複の倍も払戻があり、正直、目を疑いました」

 この金沢競馬10月15日の9レースでも、まさに似たようなケースが報告されている。

 レース展開を振り返ると単勝1.4倍で1番人気の【5】と単勝58倍の【4】が競り合い、最後は直線で叩き合い、ハナ差で【5】が1着となった。3着に3番人気の【6】が入り、3連単3150円となった。

 だが、これが【5】と【4】が逆転していたらどうか。「金沢競馬八百長糾弾ブログ」でもこのレースについて詳しく検証をし、疑惑の一端を紹介している。ターフライターが続ける。

「もし、【5】と【4】が逆転していたら、単勝5800円で、3連単【4】【5】【6】は、4480円だったんです。そのうえ、どうも腑に落ちないのが、単勝3.4倍の2番人気【1】絡みの3連単が高配当なんです。つまり、人気の【1】が避けられている。【5】【4】から【3】(4番人気)の3連単が3610円に対し、【5】【4】【1】は8450円と、5000円近く高い。もし【4】【5】に逆転していても、【4】【5】【3】が4780円で、【4】【5】【1】になると、万馬券の2万7100円にまで跳びはねる(苦笑)」

 結果的にはかなわなかったものの、こんな「異常オッズ」は中央競馬ではまず考えられず、ますます疑惑を深める結果となっているのだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え