芸能

「めちゃイケ」後番組が低空発進もフジが視聴率より重視するものとは?

 5月5日にスタートした新番組「世界!極タウンに住んでみる」(フジテレビ系)の視聴率が5.8%だったことが分かった。3月末に最終回を迎えた「めちゃ×2イケてるッ!」の後番組にしてはひっそりと始まった感のある同番組だが、今回の数字についてテレビ誌のライターが指摘する。

「土曜8時のゴールデンタイムで5%台とはしょっぱなからコケたも同然ですね。大型連休中は視聴率が下がると言われていますが、同じ日にテレビ東京で放送された『世界卓球 団体戦女子決勝』は17.4%の高視聴率をあげており、そのジンクスも当てはまらなそう。この調子だと次週には早くも5%割れになってしまいそうです」

 出だしの2時間スペシャルでいきなり番組終了レベルの低空発進となった「世界!極タウン」。だがフジテレビの局内では意外にもネガティブな反応は少ないのだという。というのも現在のフジテレビでは、視聴率より重視されるものがあるからだというのだ。テレビ誌のライターが続ける。

「フジテレビは昨年度の4~9月期決算にて、民放キー局で唯一となる8億円の赤字を計上。そしてフジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスでは5月10日に2018年3月期の通期決算の発表を予定しており、そこでは厳しい質問が相次ぐことでしょう。それゆえフジテレビ側としてはテレビ局にとって聖域とされる番組制作予算にも大きなメスを入れて、収支改善を図っていることをアピールしたいはずです」

 そこで注目されるのが、金食い虫だった「めちゃイケ」の後を継いだ「世界!極タウン」だというのだ。同番組は世界各地に番組ディレクターが移住するという体験型バラエティーで、海外ものながら制作費は格安。たとえ視聴率は悪くても、制作費を下げる方向で採算を合わせる作戦だというのである。

「業績の悪い会社では収益の維持よりも出費の抑制を優先するのが常道。それに月9ドラマを筆頭に凋落著しいフジテレビでは、番組に提供スポンサーを付けること自体が相当厳しい。その意味で『世界!極タウン』は現在のフジテレビにとって格好のテストケースとなっているのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 はたして決算発表で「世界!極タウン」にはどんな評価が下されるのか。フジテレビのみならず、テレビ業界全体が注目していることだろう。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言
4
京都「会館」飲食店でついに値上げが始まったのは「他県から来る日本人のせい」
5
フジテレビ井上清華「早朝地震報道で恥ずかしい連呼」をナゼ誰も注意しない?