スポーツ
Posted on 2018年06月23日 09:58

世界から称賛の嵐!日本人サポーター「試合後ゴミ拾い」が始まった意外秘話

2018年06月23日 09:58

 サッカーW杯ロシア大会で日本代表がコロンビアを相手に勝利し、世界中から驚きの声が上がっている。アジアの国がW杯で南米のチームに勝ったのは初めて。世界が驚くのも当然だ。日本代表の健闘と同時に、日本人サポーターの「ゴミ拾い」も話題になり、世界が称賛している。

 試合後、日本人サポーターはスタジアムのゴミを拾い、その様子を外国のメディアが報じた。またSNSにもゴミ拾いの様子が投稿されている。今や日本代表サポーターの代名詞ともなったゴミ拾い。始まったのは1985年と実はかなり前のことだ。

「木村和司の『伝説のフリーキック』で知られるW杯メキシコ大会最終予選の韓国戦がきっかけでした。試合後にサポーター集団『ウルトラス・ニッポン』のメンバーは、スタジアムのゴミ拾いをしている韓国人サポーターの老女を目にしました。その姿を見て『サッカーで負けて(試合は1-2で敗戦)、サポーターとしても負けた』と感じたそうです。これ以降、ウルトラス・ニッポンのメンバーは試合後にスタジアムのゴミ拾いをするようになりました」(スポーツライター)

 ゴミ拾いはウルトラスのメンバーから一般のサポーターにも広がり、97年に行われたW杯フランス大会最終予選の頃には、完全に定着。フランス大会では多くのサポーターが持参した青いゴミ袋にゴミを拾い集める姿があった。

「あの青いゴミ袋はもともとはゴミ拾い用に持っていったものではないんです。アウェー戦だと日本のサポーターが少なく、スタンドが寂しくなる。そこで青いゴミ袋を膨らませて、ボリュームを出した。それを試合後にゴミを集める時に使うようになった。一石二鳥のいいアイデアですね」(前出・スポーツライター)

 サポーターの熱意と謙虚な心から生まれたゴミ拾い。それが世界中で称賛されるのは、戦績とは別に、日本人として誇らしいことだろう。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク