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記事全文を読む→誘拐を肯定?新ドラマ「幸色のワンルーム」をテレ朝が放送取りやめた裏事情
6月18日、テレビ朝日は7月スタート予定だった連続ドラマ「幸色のワンルーム」の放送を急きょ取りやめると発表した。制作を行う大阪の朝日放送は、関西地区では予定どおり放送するという。
物語は、両親から日常的な虐待を受け、学校ではいじめられ、自死直前だった14歳の少女が、声をかけられた青年に「誘拐」され、生活をともにするうちに固い絆で結ばれるというものだ。ドラマ化が発表されると、ネット上では「二次元なら受け止められる事も三次元だと一気に生々しくなる。今のご時世、成人男性と義務教育中の少女の監禁モノが問題にならない訳がない」「原作読みましたが、ドラマ化って知った時、絶対ダメだろうって思ってました」など、中止は当然との意見が多数だ。また、実際にあった事件(2016年に埼玉県朝霞市の少女=当時17歳=が2年ぶりに保護された誘拐事件)がモデルではないか(作者は否定)という意見が広がり、被害者に対する誤解が生じる可能性を危惧する声も多く見られた。同局の広報は「改めて精査した結果、総合的な判断として放送を見送ることにした」との見解を報道各社に示しているが、同漫画の読者からは「ドラマ化の企画段階で、誰かがNGを出さなかったのが不思議」というほどの問題作だったようだ。
「率直に言って、決断が遅すぎました。まず、制作段階で企画に上がった見識を疑います。少女の誘拐は、監禁されるうちに、犯罪者に対し従順になる場合がありますが、それはあくまでも恐怖による支配と、生きていたいという渇望から、そうせざるを得なくなっただけ。世間では“なぜ逃げなかったんだ”と言う人もいますが、少女が大人の男に拉致された恐怖が、いかに強いものかわかっていない。しかも、モデルと噂された実際の事件で誘拐された少女は、物語の少女とは境遇が違う。テレ朝が放送を見送り、朝日放送が予定通り来月から放送するという、同じ系列で食い違いがある点も解せません」(芸能ジャーナリスト)
朝日放送が放送することに関しては、「幸福の──」原作が厳密には誘拐と言い切れない設定なのではないかという指摘や、テレ朝のほうが、キー局に対して影響が強いとされるスポンサーの意向が強く働いたのではないかという指摘がある。が、いずれにせよモデルとされた事件の被害女性が、これ以上傷つくことがないかどうかをメディアは考慮すべきだろう。
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