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記事全文を読む→ポーランド政府観光局が怒るのも当然?テレビ制作現場のセコすぎる実態とは
6月28日に行われたサッカーワールドカップ・ロシア大会の「日本vsポーランド」戦。FIFAランキング8位の強豪が相手とあって、各テレビ局では代表チームの選手紹介をはじめ、ポーランド関連の特集を連日放送してきた。そんなテレビ局に対してポーランド政府観光局東京支社が苦言を呈したというのである。
同観光局の公式ツイッターでは、試合当日の昼に「FIFAの件でTVからたくさん電話が来ます」とツイート。しかし番組制作に関して観光局に丸投げの印象が強いとし、「だれでもネットで調べられる事柄ぐらいは『なる早で全部お願い』ではなく、ご自身でもお調べになられてはいかがでしょうか?」と批判した。このつぶやきは3万件近くもリツイートされ、ネットユーザーからは「申し訳ありません」「ご迷惑をおかけします」など、テレビ局に代わっての謝罪が続出したのである。そんなテレビ制作現場の事情について、番組制作会社のスタッフが耳打ちする。
「番組の制作はほとんどが番組制作会社に外注されており、観光局に電話をかけているのも、ほぼ全員が制作会社のスタッフですね。彼らの多くは番組制作に必要な材料を集める『データマン』という職種で、上から言われたことをこなしているだけ。たとえばディレクターから『ポーランドで日本代表について報じた新聞を探して』と指示され、せめて自分でネット検索すればいいのに、何も考えずに観光局の職員に丸投げしているのでしょう。それでもふだんはテレビ局からの依頼だということで、喜んで対応してくれる会社や組織が少なくないので、データマンには『テレビの仕事なら必ず手伝ってもらえる』との甘えがあるのです」
たとえばポーランド情報を調べるなら、ポーランド語を教える大学教授や、ポーランド料理店を探すといった方法もあるはず。しかし、データマンたちは簡単に電話番号が見つかる観光局を頼りにしてしまうようだ。しかも番組制作会社からのリクエストでは、ずいぶんとセコい話も珍しくないという。
「番組内で人物の写真を使う際には、報道用写真を取り扱うフォトエージェンシーから有料で買うのが一般的。しかし制作会社の中にはその使用料をケチりたいがために、人物写真を掲載している雑誌や書籍の出版社に電話をかけ、『写真を貸してほしい』と頼むケースも珍しくないのです。この時期はサッカー専門誌の編集部に『選手の写真を貸してほしい』とのリクエスト殺到しているのは火を見るよりも明らか。しかし、いざサッカー専門誌側がテレビ局にサッカー番組の取材を申し込むと、体よく断られることが多いのですから、いったい何様なのかという話ですよ」(出版関係者)
今ごろベルギー大使館やベルギー政府観光局に、番組制作会社からの丸投げ電話が殺到していなければいいのだが…。
(金田麻有)
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