スポーツ
Posted on 2018年07月09日 17:56

ロシアW杯 サッカー日本代表「泣かせる話」ハットトリック(1)西野監督の勝利にこだわる強い姿勢

2018年07月09日 17:56

「西野マジック」炸裂で、日本代表は2大会ぶり決勝トーナメント進出! 列島が歓喜に沸く中、ピッチ外でも涙なしには語れないドラマが起きていた。悩める「10番」を長友がV字復活させ、猛バッシングの守護神には「不仲」の本田が身代わりフォロー。感涙秘話をハットトリックてんこ盛りでお届けしよう!

 ポーランドとの試合で1点を追いかける日本はディフェンスラインでボールを回し続け、スタンドから大きなブーイングが鳴り響いた。同時間帯で行われているセネガル対コロンビア戦で、セネガルが同点に追いつけば日本の予選敗退が決まる。紙一重の展開で西野朗監督(63)は、大博打の「時間稼ぎ」を選択したのだ。

 ロシアW杯の約2カ月前に就任した指揮官は、J1歴代最多の270勝を積み上げたが、3年近く現場から離れていた。腕がサビついていることも懸念される中、1次リーグでは采配が的中。ハリルホジッチ前監督(66)が崩壊させた日本をどう立て直したのか──。サッカーライターの渡辺達也氏が説明する。

「チームを作る時間がないと言われていますが、サッカー協会の技術委員長の時から監督目線で見ていた。ハリルを反面教師にして、規制で縛りつけるのではなく、大会中に外出を許可したり、選手を大人として扱っています。会見でもハリルは選手批判をしていましたが、西野監督は自分の発言が選手にも届くことはわかっているので、テストマッチで負けても前向きな発言を繰り返していました」

 ピッチ上やミーティングで選手との「対話」を重視して、信頼関係を築き上げたが、Jリーグの監督時代は正反対の指導方法だったようだ。スポーツライターの栗原正夫氏が語る。

「ガンバ大阪やアトランタ五輪時代の西野監督を知る選手は、別の印象を持っています。選手と距離を置くし、正直、選手の声を聞き入れてくれるイメージはないと。それに、理由は練習への遅刻だったり戦術などへの不満を口にしたりとさまざまですが、干された選手も少なくない。懐の深さはありますが、本当にキレたら許さないタイプです」

 指導方針は変わっても、いざ試合が始まれば勝負師の血は騒ぐようだ。セネガル戦の相手フリーキックでは、ディフェンスラインを一斉に上げて「オフサイドトラップ」を仕掛けて、世界を驚かせた。

「失敗した時に失点のリスクが高いので、最近では見かけない時代錯誤の罠。それでも相手を攪乱させるために用意していたのでしょう」(渡辺氏)

 この奇策は選手の間でも意見が割れていた。スポーツ紙記者が明かす。

「試合後にMF長谷部誠(34)が明かしたことには、本当は初戦でオフサイドトラップをする予定だったのに、何人かの選手がビビッてやらなかったそうです。それに西野監督は納得いかず、2試合目で必ず実行するように指示を出していました」

 西野監督の勝利にこだわる強い姿勢に心を打たれ、チームはまとまっていく。そうした勝負の舞台裏には、ひそかに日本代表選手たちの「泣ける話」が積み重ねられていた。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年09月30日 20:00

    「再結集した公明としての新しい出発になる」記者会見で党勢拡大への意欲を示したのは、公明党の西田実仁幹事長だった。中道改革連合の分裂に伴い、離党した公明党出身の衆院議員28人が間髪を入れずに、元の所属先へと復党した。これで衆参両院合わせて49...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年10月04日 11:15

    宮根誠司アナが司会の「情報ライブミヤネ屋」(日本テレビ系)が10月2日に放送開始から約20年で最終回を迎えた。読売テレビ制作の関西ローカル放送として、2006年7月31日にスタート。2008年3月31日から全国ネット放送を開始すると、一時期...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク