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プロ野球“覆面”「真相リクエスト」座談会(1)広島のマイナス要素は緒方監督?

 世間一般がサッカーW杯一色だった裏で、日本プロ野球も粛々とシーズン日程を消化していた。気づけば、もう前半戦終了である。早くも数々の事件、ドラマが生まれており、その“真相”をリクエスト。事情通たちが匿名座談会で検証してくれた。

A(スポーツ紙デスク) まずセ・リーグは、広島が球団史上初の3連覇を目指して首位を突っ走っている。

B(スポーツ紙記者) とはいえ、必ずしも独走が続くとは言い切れません。マイナス要素もありますから。

A というと?

C(一般紙スポーツ担当デスク) ズバリ、緒方孝市監督(49)に原因がある。いつも会見では選手のことを褒め、負ければ「起用した俺が悪い」と敗戦の責任をかぶる発言を繰り返しているから、チーム内でも信頼が厚いかのように思われています。でも実際は、そうじゃないんです。

D(民放局スポーツ担当ディレクター) ああ、それはわかる。緒方監督って、すごい独裁者なんだよね。ウマが合って気に入った関係者には普通に話ができるんだけど、まるでダメな人間には距離を置いてしまう。例えば去年、チームを去った石井琢朗前打撃コーチ(47)や河田雄祐前外野守備走塁コーチ(50)もそうだった。2人はナインからの信頼もあって、連覇の大功労者だったけど、緒方監督とはほとんど口をきいていなかったみたい。

C そうです。2人がヤクルトへ移籍したのは一応、「東京にいる家族と離ればなれの生活が限界になったから」と“家庭の事情”が理由でしたけど、周囲は「『限界になった』というのは緒方監督との関係だろう」とささやいています。

A そういえば、緒方監督は、今のスタッフで昵懇なのは昔から仲がよかった畝(うね)龍実投手コーチ(54)ぐらいともっぱらだからな。その畝コーチも今、投手の台所事情が苦しくなっていることで責任を追及されている立場。野手陣からは「こっちがいくら打っても勝てないんじゃ話にならない。畝さんはいつも突っ立っているだけで、あれじゃカカシと一緒」との声が飛び交っている。

D このまま首位ならいいけど、急失速してV逸したら、緒方体制にメスが入れられる可能性はあるな。

C 広島の独走は、2位以下が弱くて史上空前の混戦模様になっているからという見方もできます。中でも阪神はかなりヤバイ状況だと思いますが。

A 同感だな。最近は陽川尚将(26)や糸原健斗(25)が打撃好調だけど、対照的に大山悠輔(23)や中谷将大(25)らがパッとしない。近年、年間を通じて定位置をしっかりキープできる若手が伸びてこないな。一過性の打ち上げ花火で終わるパターンの連続なんだよ。

E(トラ番記者) その元凶として関係者の間でささやかれているのが金本知憲監督(50)ですよ。3年契約の最終年だから張り切ってタクトを振っているんでしょうが、いかんせん空回りしている。ベンチ裏では、みずから「強化指定選手」として位置づけた若手たちに厳しく接することをモットーにしているといいます。時には時代錯誤の鉄拳制裁まで解禁し、ベンチ裏でガンガンやっているらしい。

A それじゃあ、萎縮するのも当然だよ。

D まったくだ。藤浪晋太郎(24)なんて金本監督が就任したとたん、ノーコン病が悪化して勝てなくなったからね。もともと藤浪は気合いとか根性といった昭和野球をナンセンスと捉えているから、金本体制下では完全に浮いている。周囲に「もう移籍したい」と本音を漏らしていると伝わってきているほどだよ。

E 藤浪は「今の阪神にいたら自分はダメになるかも」なんてこともボヤいているとか‥‥。金本監督とは水と油の関係ですね。

C そういえば、6月頭に2軍降格したロサリオ(29)に、金本監督が3日間の打撃禁止令を出していましたよね。これには米メディアからも「クレージー」との声が飛び交っていた。いくら打撃不振だからといって「バットを振るな」なんて、もう才能開花の見込みがないから“飼い殺し”にしようとしているのと一緒。当のロサリオも、今やドミニカの歌を口ずさむなどホームシックにかかって、すっかりやる気を失っています。

A 最近の金本監督は負けた試合後にコーチ批判をするようになっている。それだけに、首脳陣間に深刻な亀裂が生じることも懸念されている。ただ、親会社の阪急阪神ホールディングスや球団側としては金本監督を三顧の礼で迎え入れた以上、そう簡単にクビにはできない。金本批判の記事を出した媒体には出入り禁止もチラつかせるほどで、よほどのことがないかぎり、V逸でも来季続投が濃厚だろう。

<座談会メンバー>

A:(スポーツ紙デスク)/B:(球界OB)/C:(プロ野球中継スタッフ)/D:(ベテラン記者)/E:(NPB関係者)/F:(球界関係者)

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