スポーツ

ストーブリーグ開幕で楽天・石井一久GMが企む「冷酷人事」

 パ・リーグは埼玉西武ライオンズの優勝マジックナンバーも点灯し、ソフトバンク、日本ハムはクライマックスシリーズ進出権の死守に切り換え、下位チームは来季に向けて動き始めた。特に東北楽天ゴールデンイーグルスの石井一久ゼネラルマネージャー(以下=GM)は、その手腕が問われそうだ。

「石井GMの初仕事はドラフト会議になりますが、こちらはスカウトが情報をまとめているので問題はありません。手腕が問われるのは、新監督とコーチ人選です」(ベテラン記者)

 平石洋介・代行監督から「代行」の2文字は消えていない。30代とまだ若いため、来季は新監督を招聘すると目されており、ここに“石井カラー”が初めて反映されるというわけだ。しかし、その一方でこんな見方もされていた。

「人事に関しては、三木谷浩史オーナーの意向が強く反映されます。石井GMはそういう人間関係をすでに見抜いているので、オーナーが推薦する人がいたら、それに賛成するだけ」(球界関係者)

 石井GMのネットワークで、一時は古巣のヤクルトOBから新監督が選ばれると思われてきた。しかし、それも違っていて、「立花球団社長と池山二軍監督は折り合いが悪い。石井GMはヤクルト時代の先輩である池山二軍監督も容赦なく切る」(前出・球界関係者)という。

「西武移籍後に技巧派に転向し、その投球理論に、涌井、岸、菊地などから尊敬されていました。牧田和久からもメジャー挑戦について相談されていました」(前出・ベテラン記者)

 現役時代のしがらみにとらわれない人事ができる点では、石井GMは優秀なのかもしれない。とはいえ、フロント幹部にばかり目が行っていると、恨みも買いそうだが…。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
【ドラマ「Believe」】受刑者キムタク「スタイリッシュでカッコいい&丸刈りナシ」押し売りだらけの超ウンザリ感
5
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった