スポーツ

貴乃花「新部屋設立」で「オリンピック競技化」野望(3)白鵬との「第2ラウンド」勃発

 いわば、原点回帰を誓った貴乃花に対して、いまだに未練タラタラなのが、永田町の魑魅魍魎たちである。政治部記者が語る。

「実は、貴乃花の政界ラブコールは『棚からぼた餅』でたまたま出た茶飲み話がきっかけ。ところが、貴乃花を取り巻く環境が急変。あれよあれよという間に、貴乃花が親方を辞めるまでに至り、慌ててアスリート出身議員のまとめ役である自民党の馳浩氏が面会してアプローチした経緯がある。ところが、貴乃花の反応はほとんどゼロ回答に近いもので、現状では政界転身は難しいというのが衆目の一致したところですね」

 だがここにきて、貴乃花がアマチュア相撲、ひいては相撲のオリンピック化に本腰を入れることが伝わると、またぞろ政界スズメの間では“貴乃花獲得”の機運が盛り上がっているという。政治部記者が続ける。

「貴乃花がアマチュア競技に専念するとなれば、むしろ日本スポーツ協会(旧日本体育協会)やJOC(日本オリンピック委員会)に厳然たる影響力を持つ森喜朗氏が直接、出馬を打診する可能性も出てきている。森さんはアスリート政治家のドンですし、直接IOC(国際オリンピック委員会)とのパイプもある。森さんの外交力をもって、相撲のオリンピック化を推進するというお土産を用意すれば、貴乃花も断りづらいと踏んでいるのです。さらには、安倍晋三総理も憲法改正を見据えて、来年秋の参院選では是が非でも勝利したい。そこで看板候補の擁立には直接交渉に当たる構えです。いくら貴乃花が否定しても政界転身がささやかれるのは、自民党内からすでに“ロックオン”されているからです」

 貴乃花本人の思惑をよそに、着々と進む「政治家包囲網」。最終決断は、貴乃花本人に委ねられているが‥‥。

「実は、貴乃花の宿敵である横綱白鵬も『白鵬杯』という、ちびっこ相撲の大会を主催し、今年は8カ国1300人が参加する規模にまで成長している。しかも今年の大会には貴乃花の兄である花田虎上氏もトークショーに参加するなど、今後の貴乃花とはちびっこ争奪戦になる可能性がある。いわばモンゴル互助会との対決が第1ラウンドなら、今後は第2ラウンドになる。孤立無援の貴乃花にとっては、政治家転身は大きなアドバンテージになるだけに、まだまだ予断を許しません」(相撲担当記者)

 まさに流転の貴乃花の前に、またもや立ちはだかるモンゴル互助会。はたして貴乃花はどのような立ち合いで周囲の雑音を封じ、己の道を進むのだろうか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
3
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
4
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
5
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」