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原辰徳が高木豊に打ち明けた選手時代の「巨人退団を決断寸前だった」秘話!

「(巨人をやめて)他の球団でやろうって、思った時期がある」

 巨人・原辰徳監督が衝撃的な発言を行った。この発言は、原監督が、プロ野球解説者の高木豊氏のユーチューブ・チャンネル(9月29日公開)に出演した時に飛び出したものだ。高木氏と原監督は同い年。現役時代は同じユニフォームを着ることはなかったが、交遊は大学時代からで、高木氏は「原監督がホンネを言える解説者」としても位置づけられていた。

「高木氏が原監督にインタビューする形式で収録されました。収録場所は東京ドームの監督室。不用意に出た発言が勝手にオンエアされたものではないはずです」(スポーツ紙記者)

 高木氏の質問が阿部慎之助の引退について及んだ時だった。原監督は「今年、監督(として通算)1000勝超えたんだけど、すべてを知っているのは彼だけだね…すべてを知っているのは彼だけ」と、言葉を重ねて、特別な選手であることを改めて伝え、自身の現役生活にも重ねるように話しを進めた。

 そこで飛び出したのが、冒頭の発言だ。原監督が巨人の選手を引退した、1995年の話のようだが、原監督はこう高木氏に打ち明けたのだ。

「(監督だった)長嶋(茂雄)さんが自分をちょっとこういう感じに自分をね(スタメンから外していた)。で、よし、他の球団でやろうって、思った時期がある。『まだできるぜ』って」

 しかし、父・原貢氏に「人生というものは余力を持って次に進むんだ。長嶋さんにあこがれて(野球を始め)、長嶋さんが死に水を取ってくれるっていう、これも素晴らしいじゃないか」と諭されたそうだ。そして、結果的にその年に現役を引退していたというのだが、原監督が冷静になって考えを改めなければ、原監督はもちろん、巨人の歴史も大きく変わっていたはずだ。

 動画では、阿部に対してもボロボロになったり、二軍に行って戻ってくる人ではなく、「余力を残して次に進めるほうが彼のためである」とも語っていた。原監督は今季の阿部に自身の現役最終年を重ねていたわけだ。

 阿部は昨今、「2020年まで現役を続けたいと思っていた」とも明かしている。原監督と阿部の信頼関係が改めて語られたわけだが、原監督の「巨人をやめて他球団で」秘話は、波紋を呼びそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

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