芸能

天才テリー伊藤対談「中田敦彦」(4)友達少ない自慢はしちゃダメなのか

テリー あっちゃんが偉いのは、こんなに忙しい中で本もたくさん出しているんだよね。最新刊は、この「中田式ウルトラ・メンタル教本」(と本を出す)。

中田 テリーさん、真面目だ! 意外にこういうこと、ちゃんとやるタイプなんですね。

テリー そういう心配りがあるからこそ、この対談が20年も続いているわけだよ。アサ芸を出している徳間書店の本だし、しっかり宣伝しておこう。

中田 わかりました(笑)。世の中には「こういうやり方をしましょう」というノウハウが書いてある、たくさんのハウツー本があるわけですが、僕は失敗しない方法を学ぶより、失敗しても立ち上がれるメンタルを身につければ、何度も人生を楽しめると思っていて。

テリー うん、俺もそう思うよ。

中田 だから、あらゆる社会人、学生、老若男女全ての方にメンタルを整える、前向きになる方法をお届けしたいなと思って書かせていただきました。タイトルが「ウルトラ・メンタル」なので、強い人向けかと思われるかもしれませんが、副題に「好きに生きるための『やらないこと』リスト41」と付けたように、「やらないことを決める」わけですから、もっと気楽に取り組めると思います。

テリー そう言ってもさ、どうしても前向きになれない時ってあるじゃない。そういう時はどうするの。

中田 前向きになれない時って、人間は必ず言葉でそういうことを無意識の中で言っているんですよ。それを聞いて、みずからをそう思い込ませてしまう。だから、そういう時のためのテンプレートを、僕はいくつも用意しています。例えば、挫折しそうになったら「まだできることがある」、誰かを怒った時は最後に「まぁ、それは大したことじゃないんだけど」と付け加えて言ってみたり。そのひと言があるだけで、自分も相手も落ち着くんですよ。

テリー なるほどね。

中田 先ほど馬場さんの例がありましたけど、僕は心の中に常にアントニオ猪木さんを入れているんです。

テリー どういうこと?

中田 「元気があれば何でもできる」「迷わず行けよ、行けばわかるさ」っていう、ああいう言葉がいちばん大事なんです。それを言うことで、多くの人たち、あるいは猪木さん本人にエネルギーを与えてきたはずですから。僕は、新しい時代のアントニオ猪木さんになりたい、本気でそう思っています。

テリー ビンタも込みで?

中田 さすがにそういうキャラじゃないからやりませんけれど(笑)、そういう人生の処方箋になるような言葉を、この本にたくさん詰め込んだつもりです。

テリー この本に「友達少ない自慢はしない」と書いてあったよね。俺、よく言うんだよ、これ。

中田 ダメですよ、テリーさんを友達だと思ってる人は実はすごく多いんです。それなのにそんなこと言われたら、相手がショックを受けますから。

テリー 俺としては「申し訳ない」という気持ちがどこかにあるんだよね。別にふだんから何かアシストできているわけじゃないし、俺自身も人に頼ったら申し訳ないと思うしさ。

中田 それって寂しいじゃないですか。頼ってくださいよ。テリーさんに頼られたい、と思っている人、いっぱいいると思いますよ。

テリー じゃあ、これからはあっちゃんに頼ります。

中田 アハハハハ。そうしてください。今度はぜひ、YouTubeの収録もご一緒しましょう。

テリー いいね、こちらからお願いしたいくらいだ。

◆テリーからひと言

 何か悩んでいるのは知っていたけど、3年も前から準備していたなんて、すごいね。今の世界でトップを取ったら、またテレビでも大暴れしてほしいよ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
紹介状ナシで大病院に行くと「特別料金」が発生/医者が教えたがらない簡単に「医療費が節約できる」裏ワザ10選〈病院編〉
2
日本産ホタテ輸出「脱中国シフト」で習近平に完全勝利「今さら欲しがっても誰が売るか!」
3
元埼玉県警特殊部隊員が明かす「日本で9歳以下の行方不明者は年間1000人」戦慄の手口
4
ロッテ新球場「なぜ屋根をつけない?」の答えは「650億円の壁」と「ハーフカバー」
5
大谷翔平を襲う「LA鉛中毒」アウトブレイク(3)重篤化すると手足が痙攣し