スポーツ
Posted on 2013年06月18日 09:59

藤田伸二騎手「武豊を潰したのは社台とアドマイヤ」(2)フェアプレーができない騎手に苦言

2013年06月18日 09:59

 藤田は岩田と福永がよほど嫌いなのか知らないが、

〈成績がいい人が腕もないのに若手を威圧している。康誠とか祐一は、しょっちゅう制裁を食らっているけれど、それでいてジョッキールームでは若手に対して「危ないじゃないか」と怒っている〉

 ともバラしている。藤田ファンの作家・亀和田武氏はこう話す。

「フェアプレー賞を取り続けたことを誇りに思って、それができない騎手に苦言を呈する。男藤田の純情があふれていると思います。藤田はレース後に検量室に戻って若い騎手をシメることがよくありますが、そういう背景がよく表れていますね。この著書にも具体的に書かれていますし」

 亀和田氏が指摘するくだりというのは、

〈斜め前にいた川島が、コーナーを回っているのにバンバン外から鞭を入れている。あんなことされたら普通は馬が嫌がってヨレてしまう。(中略)だからレース後に川島を呼んでこう言ったんだ。「お前なあ、コーナーで鞭をあんなにいれてどうする?」って〉

 岩田と福永は単なる威圧、藤田は指導、ということだろう。だが一方で、こんな声があるのは不思議といえば不思議だが‥‥。

「札幌や函館ではいわゆる藤田ラインの騎手、例えば藤岡佑介(27)、松田大作(34)、池添謙一(33)などは、藤田が逃げると誰も競っていかないのが暗黙の了解でした。若い騎手がスッと競ったりすると、レース後に競馬新聞を叩きつけて『お前、流れが読めねぇのか』などと詰め寄っていた。競馬だから競ってナンボなのに。記者の間では“恫喝逃げ”と呼んでいました」(前出・トラックマン)

 競馬ライターがあとを引き取る。

「かつて三浦皇成(23)が競りかけて藤田が恫喝した際、河野通文調教師が『ウチの騎手に何を言うんだ』と怒った件もありましたね」

 さて、とりわけ印象的なのは「なぜ武豊は勝てなくなったのか」という章が独立して設けられていること。05年の年間212勝をピークに武豊(44)は下降線をたどり、別人のように勝ち鞍が激減したことをあげ、

〈あの武豊をこんな状態にしたのは誰なのか──〉

 と「犯人捜し」に着手しているのだ。藤田はまず、06年から導入された「エージェント制度」をヤリ玉にあげた。これは各騎手と契約した競馬専門紙の記者や元記者が、厩舎や馬主と騎手の仲介者として騎乗馬を決めるシステムである。

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