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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「平田梨奈」(3)仕事ではAKBに甘えたくなかった
テリー 実際に入ってみたAKBはどうだったの。梨奈ちゃんは、たしか12期生だったよね。
平田 はい。入ったばかりの頃はまだ日本語があまりわからなくて、メンバーと一緒にいても「みんな何を言っているんだろう」「今、私怒られているのかな」みたいな感じだったんです。でも「すごく大変な世界に入ってしまったんだ」とは思いました。精神的に不安定になったりする子もいましたし‥‥。
テリー どうして?
平田 それは「売れたい」「でも人数が多い」「どうやって目立とう」みたいなプレッシャーからでしょうね。みんな、常に自分の中で戦っていますから。
テリー 梨奈ちゃんは、そういうプレッシャーに押しつぶされたりはしなかったんだ。
平田 12期はたしか唯一、秋元康さんが現場に来なかったオーディションで、合格者は個性派ぞろいだったんです。普通なら1人はセンター位置に入りそうな子が選ばれるんですけれど、私たちの時だけ誰もセンターができないんですよ。みんな癖が強いので。
テリー 梨奈ちゃんが入っている段階で、なんとなくそれはわかった(笑)。でも逆にそれができるのは、グループに勢いがあるからなんだよね。
平田 はい、おかげさまで日本のドームを全部回ったり、海外公演に出演させていただいたり、紅白歌合戦も4回ぐらい出させていただきました。とても楽しかったです。
テリー でも、そんなAKBを18歳で卒業しちゃうんだよね。これはどういう決断だったの。普通に考えると、アイドルとしてはまだまだこれからの年齢でしょう。
平田 これも理由が2つあって、まず大学に行く年齢だったので。親から「大学に行け」と言われて、しかもそこそこのレベルのところじゃないと許されなかったんです。
テリー じゃあ、AKBをやりながら受験したんだ。それは大変だったね。
平田 はい。もう1つはAKBに甘えている、と思ったから。
テリー 具体的にはどういうことを?
平田 AKBにいるとライブやります、握手会やります、という感じで常に仕事があるし安定しているんですよ。でも、それは自分がやりたいことじゃないってことに気づいて。
テリー やっとの思いでアイドルになれたのに、それは違ったのか。
平田 何ていうんですかね‥‥自由がなくて。AKB以外の仕事がまったくなくなっちゃった時、息が詰まってしまって。
テリー どっちかというと団体行動はあまり得意じゃないほうかな。
平田 そうですね、AKBの中でも一匹狼だったと思います。
テリー それは芸能人として決して悪いことじゃないよ。でもコンサートをドームでやれたり、紅白に出られる環境を捨てる怖さはなかったの?
平田 それは全然なかったです。私、怖いもの知らずなので。そもそも日本に来た時、ドーム公演がどれぐらいすごいことかもわからなかったし、AKB48というグループのことも知らなかったんですよ。本当に「前田敦子? 誰ですか?」みたいな感じだったんですから。
テリー アハハハ!
平田 さすがに、しばらくしたら「私、こんなすごい世界にいるんだ!」って気づきましたけど。AKBというトップグループからスタートしましたから卒業したことで自分を下げたくないし、むしろもっと知名度を上げたい。だから今、平田梨奈として勝負どきなんです。
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