スポーツ
Posted on 2013年10月02日 09:58

広島カープ「倍返し下剋上」なら絶対モメるCS問題(4)CSの試合数を増やす計画も

2013年10月02日 09:58

20131003s

 消化試合がなくなってペナントレースは終盤まで活況を呈し、球団の収益にもつながる。CS開催のメリットは確かに大きいが、さまざまなトラブルが発生し、見直しが話題になった経緯もあるという。NPB関係者が明かす。

「04年、05年のプレーオフでダイエー(ソフトバンク)が連続して負けた際、当時の王監督は『何だ、このシステムは!』と言いました。CSで優勝球団の無条件アドバンテージはこの発言の影響があったと思います」

 さるパ・リーグ球団の関係者もこう話す。

「09年、3位・ヤクルトが首位と22ゲーム差でCSに出ましたが、日本シリーズ後のプロ野球コンベンション時に催されたオーナー会議の席で、あるオーナーが『見直し』をほのめかす異論を唱えた。これと前後して、球団代表が出席する実務者レベルでのプロ野球実行委員会でも、勝率5割以下の球団の扱いについての意見は出たと思います」

 だが、それも正式な議論ではなく、雑談程度だったため、状況に変化はなく、現在に至っている。そしてこの関係者は、こんな問題も提起するのだ。

「アドバンテージの付け方もどうなのかと思います。かつてパのプレーオフは5ゲーム差で1勝のアドバンテージでした。仮にその論理でいけば、例えば今年のセは巨人が3位に20ゲーム近くの差をつけている。5ゲーム差で1勝なら、20ゲーム差では計算上は4勝。巨人が試合をやる必要はなくなりますよね。それほどの差があるということです。それが現状のように20ゲーム差でも1勝、0.5ゲーム差でも1勝なら、それこそペナントレースの意義が問われます。何のために144試合も戦うのか」

 前出・NPB関係者も次のように言って「弊害」を認めるのだ。

「10年のロッテ下剋上以降、監督やコーチの頭に『最低限、3位に入ればいい』との考えが出てきたのは事実です。優勝しても覆される可能性がありますから。それならばと、来るべき“本番”に向けて戦力を『温存』する傾向も出てきた。投手の調整も“本番”を見据えてのものになったり。CSは盛り上がっているように見えますが、現実問題として、全国的に“本当のファン層”は離れていっています。それは金儲け主義のなせるものであり、複数の球団の裏方さんが『この動きをすぐに止めないと、野球がどんどんつまらなくなる』と危機感を募らせています」

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク