政治
Posted on 2020年10月19日 05:58

宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「日本に得なのはトランプかバイデンか」

2020年10月19日 05:58

 元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!

 アメリカのトランプ大統領が、コロナ感染で緊急入院。わずか3日で強行退院しましたが、当初はどうなることやらと思いました。重症化して万が一のことがあったら…。

 かつてアメリカ大統領選が延期になったことはないし、そうなったらやっぱりバイデン前副大統領が有利か、というのは杞憂に終わりました。トランプ大統領はホワイトハウスに戻るやいなや、まるでダチョウ倶楽部が帽子を床に叩きつけるがごとき、マスクをひっぺがしました(叩きつけてはいませんが)。日本なら政権が吹っ飛ぶところですが、アメリカってこういうシーン、嫌いじゃない!? 「ホワイトハウスクラスター」なんて、まるでドラマタイトルかーい、と不謹慎にもツッコミを入れたくなります。

「そもそもトランプさんとバイデンさんのどちらが大統領になったら、日本にとってはよいのでしょう」とよく聞かれます。そこを考えるにはまず、日米関係の基本である「日米同盟」から掘り起こさないといけません。ですが、僕が議員時代に感じたのは、案外「日米安全保障条約」を理解できていないということです。安保条約には根深い問題があり、様々な世界感情も入り混じってきますので、簡単には語れません。けど、あえて言うなら、僕は今の日米関係はウインウインだと考えています。すなわち、日本は軍隊を持たないのでアメリカに守ってもらい、その代わりにアメリカには基地を提供します、というもの。そして何より、世界的な軍事脅威となっている中国や北朝鮮などを牽制する軍事体制の立地として、日本が最適だから。米軍基地は沖縄だけでなく日本全国に配置されていますし、米軍の世界展開を支えているのは日本です。

 それなのに昨年、トランプ大統領は、「日本が攻撃されれば米国は犠牲を払ってでも守るのに、日本は戦わないなんて不公平だ」と発言。一方で、彼の悪態は本音スレスレのパフォーマンス、とも言われています。商売人のトランプさんのこと。多額の米軍駐留経費を負担している日本には、うまみを感じているはずです。

 一方のバイデンさんは「国際協調を重視した多国間外交が予測され、日本には過度な要求はしない」としています。とはいえ、実際は「アメリカの負担を減らし、同盟国の貢献を増やす方針」「日本へは安全保障面で何らかの負担を求める方向」ではないかと予測されています。加えて親中派。つまりです。ジャイアンはのび太をいじめるけれど、いつも守ってますよね。隣町から悪ガキ軍団がのび太をいじめに来たら、彼が盾になって必死で撃退するでしょう。それでも時折、のび太からおもちゃを奪いますし、悪態をついて泣かせたりもします。それを横目で眺めるスネ夫(中国)が漁夫の利を狙おうとしたら‥‥。

 スネ夫を直に脅すタイプがトランプさん。バイデンさんはむっつりタイプで、根回しで諭す。見た目的にジャイアン度が高いのはトランプさんですが、どうやらバイデンさんものび太を悩ます感じになってます。って、ドラえもん論になってしまいました。

 とにもかくにも、トランプさん、まずはマスクをつけましょう。そうじゃないと、ホリエモン論争になってしまいますよ。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て、12年に衆議院議員に。16年に辞職し、経営コンサルタントや「サンデー・ジャポン」(TBS系)などに出演。「バラいろダンディ」(TOKYO MX)ではレギュラーMCを務める。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク