政治
Posted on 2020年11月30日 05:55

宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「五輪組織委・森喜朗会長は大悪党か」

2020年11月30日 05:55

 元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長・森喜朗元総理が、安倍晋三前総理への「五輪オーダー」(功労章)授与の式典に出席。授賞式では安倍さんにちょこんとくっつき、「私の名前は喜朗でありまして、ヨッシーであります」と自己紹介。リオデジャネイロ大会閉会式では、安倍前総理がスーパーマリオに扮したことを模し、自分はマリオを支えるヨッシーだと発言したことがニュースになっていました。

 ヨッシーはマリオシリーズのキャラクターで、任天堂ホームページのキャラクター図鑑によると「マリオの頼れる仲間、優しくて、のんびりした性格」。僕は2回ほど森さんと2人でお話ししたことがあるのですが、大悪党という世間のイメージとは程遠く、実際は温厚でとてもチャーミングな人でした。しかも永田町界隈では慕っている人も多く、そんな人望の厚さに触れてみたくて、どうしてもお会いしたいと、同期議員に相談をして一度伺わせてもらいました。

 アポを取って訪ねると、森さんは現れるやいなや、「キミは京都大学で講義をしたことがあるみたいだね。すごいね」という挨拶。きっと周りは知らないだろうという僕の経歴を、つらつらと褒めるのです。うん、これはやっぱりヌルッと人の心に入ってくるパターンで間違いない、と。そうやってサービス精神が旺盛すぎるので、ついつい余計なことをペロッと口走っちゃうのでしょう。

 有名なのは、自民党京都府連主催の政経文化懇談会での出来事。「大阪は日本のタンツボだ」的な発言ですね。京都人へのリップサービスのつもりが、日本人みんなを敵に回してしまうという悲劇は、ずっと揶揄されるに違いありません。

 その後、僕は早稲田大学出身者の会で再会。「キミ、久しぶりだね」と、またしても森さんから声をかけてくださり、ビールをつぎ合いながら「キミの地場、京都にかつて住んでいたことがあってね。なぜなら、京都の銭湯は石川県出身の人が経営していることが多いんだけれど、私は石川(出身)だから、その関係もあって京都に住んでいてね」と教えてくれました。「その関係で」というところには触れなかったのでモヤモヤしましたが「石川県人=銭湯」の根拠については、のちに調べてみたところ「江戸時代から明治時代にかけて、石川県の出稼ぎ人が、関西や関東に出て銭湯を経営する人が多かった。特に京阪の銭湯の初代経営者には、石川県出身の人が9割近くいた」という情報が出てきました。ということはつまり、京都だけでなく、大阪府の銭湯にも石川県出身の人が多いということです。

 まったくどうでもいい雑談になってしまいましたね。このところ日本の政治がかつてないほど地味なので、ついヨッシーの喜朗に反応してしまいました。IOCのバッハ会長も今のところは五輪を開催する方向ですし、かつてメディアに見せたような大悪党の顔を森さんがまた見せてくれることに期待しています。

 ちなみに、一般的に知られる「ヨッシー」キャラは緑色。でも実は他にも赤、青、黄、水色、オレンジ、白といろんな色のヨッシーがいるらしく、色によって能力や性格が多少異なっているとか。「裏の喜朗」はどんな色なんだろ。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て、12年に衆議院議員に。16年に辞職し、経営コンサルタントや「サンデー・ジャポン」(TBS系)などに出演。「バラいろダンディ」(TOKYO MX)ではレギュラーMCを務める。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク