スポーツ
Posted on 2021年01月25日 05:58

東尾修「日本人投手初の1億円プレーヤー」称号を得た仰天“裏交渉”

2021年01月25日 05:58

 1月14日、巨人の菅野智之が8億円で契約更改を行った。これまで日本人最高年俸だった佐々木主浩氏(当時は横浜ベイスターズ)の6億5000万を上回り世間を驚かせたが、振り返って、ピッチャーで初の1億円プレーヤーとなった選手をご記憶にあるだろうか?

 それは西武ライオンズで活躍した東尾修氏であり、1986年、日本シリーズで優勝した後の契約更改だったのだが、1億円到達には意外な裏交渉があったようだ。

名球会が運営する公式YouTubeチャンネル「日本プロ野球名球会チャンネル」の1月15日投稿回を観てみよう。

 日本人初の1億円プレーヤーは落合博満氏である。ロッテから中日ドラゴンズに移籍した際に、1億3000万円にしている。優勝旅行のハワイから帰国した東尾氏は「よし!俺も1億円!」と気合を入れて交渉に臨んだようだ。

 ところが、球団の提示は9500万円だったそうで、なかなか1億円に応じてもらえなった。そこで東尾氏は、500万円の身銭を切るから、表向き1億円にするよう、球団に驚きの交渉をしたのだと言う。

 もっとも、それが口に出来たのは、当時球団社長だった坂井保之氏が、東尾氏の仲人だった縁もあったようで、根負けした坂井氏がオーナーに説得。「OKが出たんです!」と、東尾氏はダメもとが功を奏したと笑いを交えて振り返ったのだった。

 東尾氏が1億円に到達したのはプロ18年目のシーズン終了時点である。その前年には200勝をあげ名球会入り、さらには75年と83年に最多勝利のタイトルにも輝いている。時代が違えば、とっくに1億円プレーヤーになっていてもおかしくなかったかもしれない…。(ユーチューブライター・所ひで)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク