社会

小泉純一郎“原発即ゼロ要求”で蠢く「北方領土奪還」密約!(3)小泉氏とプーチン大統領との間にホットラインが存在?

20131205g

 小泉氏は総理時代の04年に、海上から北方領土を視察し、プーチン大統領から不快感を表明された間柄だ。森氏を通じてとはいえ、小泉氏が簡単にロシア側の提案を鵜呑みにするのだろうか。永田町関係者が言う。

「もともと小泉氏とプーチン大統領は信頼関係にありました。06年のサンクトペテルブルク・サミットの夕食会で、小泉氏はコサックダンスを披露。その際、プーチン大統領は『小泉はよほどのバカでなければ、かなりの大物だ』と感心し、信頼関係を回復しています。現在も小泉氏とプーチン大統領との間にはホットラインが存在していて、今回も大統領から『エネルギー政策の多角化には大賛成だ』との言質を得ていると聞いています」

 とはいえ、小泉氏の提言はすでに挑発の域に達している。実際に安倍総理の周辺も穏やかではない。

 政治部記者が話す。

「政権内部では、小泉氏の一連の言動に対して『言わせておけ』と冷ややかな対応が圧倒的に多いです。中には、『だいたい、小泉氏は日米原子力協定を知らないんじゃないのか』とか『脱原発を主張する前に、政治生命をかけた郵政民営化がどうなったのか、国民の前で説明してからにしてほしい』と、あからさまに怒っているベテラン議員もいるほどです」

 森氏が小泉氏に話したとされる内容は、当然のように安倍総理にも伝わっているはずで、今回の対立は、うわべだけということなのか。政治部デスクはこう話す。

「ソ連時代から、森氏や安倍総理、小泉氏が所属していた派閥である清和会が自民党内では対ロシアのパイプや利権を握っていました。少なくとも、再稼働を目指しつつも原発依存度を下げると明言している安倍総理にとっては、代替燃料の輸入先の選択肢を増やしていくことは、価格の面でも安定供給の面でもプラスです。そういう意味では、現状のロシアとの関係はうまくいっていると言えます。今回の小泉氏と総理の対立ですが、国会閉幕後に両者が会談する予定とも言われていて、その全貌が明らかになることでしょう」

 はたして、小泉vs安倍の「脱原発バトル」は、シナリオどおりのヤラセなのか、それとも本当にガチンコだったのか‥‥。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身