スポーツ

ソチ五輪間近!「浅田真央VSキム・ヨナ」死闘10年の“裏”真実(5)

20140213j

 拠点を日本に移した浅田のために、父、母、姉が一身を投げ打つ。一方、浅田を猛追するキム・ヨナの強靭なメンタルを作り上げたのもまた家族だった。そして、スランプに陥った浅田と必殺技を進化させたキム・ヨナはバンクーバーのリンクの上で冷たい火花を散らした。

 07年12月、浅田真央(23)は練習拠点を米国のカリフォルニアから中京大アイスアリーナに移した。この時、姉の浅田舞(25)も一緒に帰国するのだが、スケート選手としての舞をスポーツ紙デスクが語る。

「高校選手権覇者の彼女は、02年、03年の全日本ジュニア選手権で準優勝に輝きます。将来を嘱望されていましたが、04年の同大会でそれまで4位だった真央に逆転されてしまうのです」

 05年3月、舞はタレントオーディションでグランプリに輝き、芸能プロダクション「ホリプロ」に所属し、愛知万博でモデルデビュー。ドラマ出演もしたが、スケート連盟の「競技者登録規定」に照らし、スケートと本格的な芸能活動の両立は難しいと判断。06年にホリプロを退社し、夏には、妹と一緒に拠点を米国に移し、再びフィギュア一本の生活となった。

「06-07シーズンのSPの振り付けがニコライ・モロゾフですから、舞の意気込みは相当なものでした。コーチとの相性もよく、非公認ながらフリーのパーソナルベストも叩き出し、GPシリーズにも参戦しました。ところが、07年のシーズン中、ホームシックにかかった真央の希望に合わせ舞は一緒に帰国します。その後はスランプに陥り、09年度にはシニア強化選手の枠から漏れてしまう。誰の目にも、妹・真央のために表舞台から去ることを覚悟しての帰国だったと映りました」(前出・デスク)

 真央と舞との関係は、キム・ヨナ(23)と姉キム・エラとの関係に相似する。韓国在住のフリーライターが語る。

「エラさんはヨナの2つ上です。母親のミヒさんは、浅田ママと同じように練習の送迎はもちろん、スケートを独自で勉強し、コーチ不在の日は鬼コーチとなって教えていました。小規模なメッキ工場を営む父親の収入だけでは家政婦を雇えるような環境になく、エラさんはそれまで続けてきた習い事を全て辞め、学校から戻るとヨナの好きなパンに合う食事を作るなど、家事をしていたそうです」

 家族のキム・ヨナへの期待の大きさは、母親の課すハードな練習内容にも見て取れるという。

「例えば、小さい頃は姿勢を修正させるために針金のギプスのようなもので体を固定させたり、ジャンプの精度を高めるためにと、竿のようなものにヒモでつるされながらの練習もしていた。ヒモが緩んで首に巻きついたこともあり、命がけの練習だったそうです」(前出・韓国在住ライター)

 釣り竿特訓の効果をフィギュア解説者の佐野稔氏はこう解説する。

「日本でも似たような装置を作ったところがあるようです。空中感覚を養うためだとは思いますが、私は有効な手段だとは思わない。さまざまな評価があると思いますが、結果が出ていない。伊藤みどりも浅田もやってないし、キム・ヨナにしてもトリプルアクセル(3A)には結び付いていませんからね」

“針金ギプス”で体を縛り上げるなど、まるで「巨人の星」の大リーグ養成ギプスを彷彿とさせる修羅特訓の日々をキム・ヨナ本人は自伝エッセイ「キム・ヨナ7分のドラマ」の中で、こう話している。

〈朝起きるやいなや練習の準備、休憩の後に練習、そしてまたも練習。「運動するロボット」になったかのようだった。狂ってしまうのではと思うときもあり、何よりもさみしかった〉

 キム・ヨナは小学校6年生の時に靭帯を痛めるのだが、ちょうどその時、父親の会社経営が悪化する。困難な時期を一家で乗り越えたことで、キム・ヨナのメンタルは鍛え上げられていった。

「(キム・ヨナは)軍人のようだ」

 中学時代の恩師は、当時の彼女の印象をこう語っている。

◆アサヒ芸能2/4発売(2/13号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    実力派ジョッキー戸崎圭太も登場!「KEIRIN GP2019」スペシャル企画動画『The DAN(座談)』をチェックせよ!

    Sponsored
    138500

    12月にもなると「なんだか気持ちが落ち着かない…」というギャンブル好きの読者諸兄も多いことだろう。というのも年末は、競馬の「有馬記念」、競艇の「賞金王」、オートレースの「SS王座」といったビッグレースが目白押しだからだ。競輪では、12月30…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    センベロ、野球、鉄ちゃん、アニメ、オタク……趣味などの価値観重視で生涯のパートナーを見つけるマッチングアプリが中高年に最適なワケ

    Sponsored
    136162

    50歳で結婚歴のない「生涯未婚率」が激増している。これは2015年の国勢調査の結果によるもので、親世代となる1970年の同調査に比べると、その率なんと約14倍なんだとか。この現実をみると、「結婚できない……」ことを切実な問題として不安に思う…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    “男の活力低下”につけこむ甘い罠…手軽に入手できる海外未承認薬の危険過ぎる実態に迫る!

    Sponsored
    133097

    40代50代の中高年男性といえば、人間関係、リストラの恐怖、のしかかる責任感など仕事上の悩みに加えて、妻や子どもとの関係、健康や老後の不安といったプライベートなことまで、さまざまな問題を抱えているもの。そしてこれらがストレスとなり、加齢によ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
手越祐也の“弁当宅配”に水を差した「道交法違反では?」疑問の声!
2
人前で夜の営みを!?沢尻エリカ、「18歳からクスリ漬け&ハメまくり生活」の衝撃
3
「肌がピチピチ!」生田斗真は恋人・清野菜名のアソコに惚れた?
4
NHK・近江友里恵アナ「15歳差婚」発覚で“あの若手アナ”に男性人気集中!?
5
ファン困惑!竹内結子“夜の営み”を妄想させた5カ月ぶりのインスタ投稿