エンタメ

テリー伊藤対談「脊山麻理子」(3)女子アナ時代はどんな感じだった?

20140320n

テリー 日本テレビに入ってどうだった?

脊山 大変でしたね。というのは、私は全然アナウンサーらしからぬタイプだったんですよ。優等生っていう感じでもなかったし。

テリー エレーヌだってそうじゃない。

脊山 彼女よりも私が先に入ってるので、私のほうが風当たりが強くて。彼女は私によってだいぶ緩和されてたと思いますよ(笑)。私の上は鈴江奈々さんとか森麻季さんとかけっこう真面目な学年が続いて、私の代で五代(一男)さん、T部長とかが人事部の採用担当になったんです。

テリー T部長って、土屋敏男ちゃんね。だから、脊山みたいなヘンテコリンなやつを入れたんだ(笑)。

脊山 ハハハハ。いざアナウンス部に入ると「俺らが主催で人事をしていたら、お前は入ってないよ」みたいなことを言う人もいて、困っちゃいました。でも、そのおかげで自分は大人になれたし、全て神様がくれた試練だなって思うようになって。

テリー どういう試練があったの?

脊山 アナウンサーとしての話し方を勉強していなかったので、話し方が下手クソというのもありましたし、あとは内面というか、性格的にもちょっと変わっていたみたいで‥‥。例えば「箱根駅伝の資料を作って来い」と言われると、模造紙にコースを書いて、絵や写真を張って、夏休みの宿題みたいな大きな資料を作って行っちゃったり。

テリー ハハハハ。普通「資料」っていったら、手で配るA4くらいのプリントを差すよね(笑)。建築の勉強をしていたから、空間的に考えちゃったのか。

脊山 私なりに一生懸命やったんですけど。私は制作側というか、作り手になりたい思いのほうが強かったので。あとは人前で大声で話すこと自体、恥ずかしいという思いが実はあって。

テリー はぁ !?それはさすがに「バカ」と言っちゃあ何だけど、アナウンサーなんて、できっこないじゃない。

脊山 そうなんですよ。その時の教育担当が福澤(朗)さんで、レコーダーを渡されて、その辺りへ行って何かリポートをして来いって言われたんです。でも、人前で大声でやるのはヘンかなぁと思って、小声でやっていたら、すごく怒られたんですよ。

テリー 当然だよ。

脊山 ただ、こういう脊山みたいに「ちょっと恥ずかしい」という気持ちのある人のほうが、視聴者に理解されるアナウンサーになるかもよ‥‥といったことも福澤さんにおっしゃっていただいて。

テリー それは福澤さん、すごいじゃない。

脊山 そうなんです。それで心の荷が降りたというか。「自分はヘンじゃないんだ」と思えて。そこから「エンタ(の神様)」の前説をやらせていただいたりしましたね。「お前が恥ずかしいとかはどうでもいい。観客の皆さんをちゃんと見ろ」と教えていただいたり、だんだんアナウンサーとしての心構えみたいなものができてきたんですけど、普通はアナウンサーになる前に‥‥。

テリー 心構えができてるよな(笑)。でも、俺は去年入った杉野真美と一緒に「スッキリ!!」をやってるけど、彼女もどちらかといえば脊山みたいな感じだなぁ。

脊山 じゃあ、日テレはそういう、作られてない人が好きなんじゃないですかね。

テリー あいつまだ処女だと思うんだよね。

脊山 それはちょっと、わからないですけど(笑)。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
フジテレビ井上清華「早朝地震報道で恥ずかしい連呼」をナゼ誰も注意しない?
5
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言