芸能

上沼恵美子の後継者「海原やすよ ともこ」に向けられた大阪のオバチャンの「不満」

 今年4月1日に27年という長寿番組の幕を閉じたのが「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」である。これにより、関西の視聴率女王・上沼恵美子のレギュラー番組は残すところ、テレビとラジオそれぞれ1本ずつとなった。

 関西メディアで再三にわたって議論されているのが「後継者問題」である。テレビ離れが深刻な今、この人が出演すれば数字が取れる、という存在はノドから手が出るほど欲しいのだ。

 在阪テレビ局員が明かす。

「振り返れば、やしきたかじんが亡くなった時も、在阪局で後継者問題が持ち上がった。お笑いコンビ『メッセンジャー』の黒田有が何馬身もリードしていたんですが、あの『ガールズバー事件』でケチがついて馬脚を現した。今は少し売れるとすぐに東京に行きますから、人材難なのは確かです」

 では、上沼の「次」は誰か。以前は「ハイヒール」が筆頭候補で、次点はなるみ、との声が大多数だった。

「いや、最近ではダントツに『やすとも』の評価が高いんです」

 こう話すのは、在阪お笑い関係者である。

「あのビートたけしが『女の漫才師で、今いちばん面白い』と称賛した『海原やすよ ともこ』ですね。漫才の技術は折り紙付きで、関西圏では着実に冠番組を増やしている」

 ただ、ひとつ問題が…。

「トークは抜群に上手いんですが、毒舌が少ないからか、オバチャンのウケが悪い。オバチャンの根底にあるタレントへの先入観や7割方の人が抱くような悪口とリンクしないんです。上沼は共演者にも噛み付いて、オバチャンが抱いているイメージを直接本人に言うタイプ。嫌われ役になっても、番組を盛り上げようとする。やすともはいい意味で綺麗に回しすぎるため、毒がない。関西のオバチャンは、そこに物足りなさを感じているんです」

 上沼は昨年限りで「M-1グランプリ」の審査員を辞めると宣言。唯一の女性審査員であり、炎上上等で好き勝手に自分の意見を発信してきた。

 その椅子に座る人こそ、後継者に相応しい存在になるのではないか。嫌われる役を買う度胸も、時には必要なのだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
4
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
5
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか