スポーツ

スポーツ紙が書かないプロ野球“裏相関図”<パ・リーグ編>(2)「ソフトバンクのえげつない補強の行方は?」

20140403f

 今季から、伊原春樹監督が率いることとなった西武は、選手補強ではやられっ放しだ。涌井をFAでロッテに手放したほか、片岡治大も巨人に引き抜かれた。そればかりか、デニス・サファテをソフトバンクに、ヘルマンをオリックスに持っていかれる始末。補強といえば、森本稀哲と涌井の人的補償で入団した中郷大樹ぐらいだ。

 5年間V逸の渡辺久信に代わって伊原を起用したのは、球団本部長の鈴木葉留彦だ。伊原は監督就任早々、「茶髪・長髪の禁止」を打ち出すなど、堤義明オーナー時代を彷彿とさせる管理野球でチームの引き締めにかかった。

 しかし、これに異を唱えたのが、体裁を重んじる西武ホールディングスの後藤高志オーナーだった。「西武からFAで選手が出ていくのはフロントがしっかりしてないからだ」と激怒した後藤は、率先して岸孝之や栗山巧、故障明けの中村剛也に長期契約を打診。FAの可能性のある捕手・炭谷銀仁朗の後釜として、森友哉をドラフト1位指名するなど、チーム改革を主導した。さらには、伊原──鈴木ラインを牽制する意味で、ロッテからあえて袴田英利をチーフコーチとして迎えた。法大時代に江川卓とバッテリーを組んでいた袴田は、球団社長の居郷肇とは同級生という関係もあって声がかかっただけに、煙たい存在だろう。

 では、昨シーズンはふがいない成績に終わったソフトバンクはどうか。格下のはずだった楽天の三木谷浩史オーナー率いる楽天が日本一の座を奪った直後だけに、リーグ制覇になみなみならぬ意欲を持って今シーズンに臨んでいる。

 もともと、三木谷オーナーは、新興球団のオーナーからは毛嫌いされている存在だった。会社創業50年を迎えるオリックスの宮内義彦オーナーは、経済同友会などに批判的な三木谷を快く思っていない。

 さらに、ソフトバンクの孫正義オーナーにいたっては何でも一番でないと気が済まない人だ。V逸のソフトバンクはなりふりかまわぬ補強に着手。「いくら金をかけてもいいから戦力が足りないなら集めなさい。金をかける以上は絶対に勝ちなさい」と、孫オーナーがハッパをかけた結果、ソフトバンクの小林至海外兼中長期戦略担当部長(本部長)の言う「他球団から批判を浴びようが、えげつないほど補強をした」というのだ。

 新戦力は、投手ではウルフを日本ハムから、中田賢一を中日、スタンリッジを阪神、岡島秀樹をメジャーから、サファテを西武から獲ると、捕手では鶴岡慎也を日本ハムから呼び寄せた。野手ではオリックスから李大浩と空前の大補強。これで勝てなければ、秋山幸二監督の更迭はもちろん、王貞治球団会長が、秋山から小久保裕紀へと今後の幹部人脈を路線変更する可能性もある。そうなればホークスの源流が変わり、旧ダイエーから、ソフトバンクモバイルの勢力がチーム内で幅を利かせそうだ。

◆スポーツライター・永谷脩

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    動画もオンラインゲームもラグ知らず! OCN 光はなぜ夜のエンタメシーンでもおすすめなのか

    Sponsored
    251202

    PCの画面を見ながら、F氏は愕然とした。デビュー以来推していた某女性グループの1人が卒業するから….ではない。涙を堪えながら、その最後のお別れとなる卒業ライブ配信を視聴していたところ、最後の挨拶を前に、動画サイトの画面がカクつき…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    中年リスナーがこぞって閲覧!“あざとかわいい”人気美女ライバーが、リスナーとの関係や仲良くなれるコツを指南

    Sponsored
    264969

    ここ数年来、ネット上の新たなエンタメとして注目されている「ライブ配信」だが、昨今は「ふわっち」の人気が爆上がり中だ。その人気の秘密は、事務所に所属しているアイドルでもなく、キャバ嬢のような“プロ”でもなく、一般の美女配信者と気軽に会話できて…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    配信者との恋愛はアリ? 既婚者が楽しむのはナシ? 美女ライバーと覆面リスナーが語る「ふわっち」セキララトーク

    Sponsored
    266588

    ヒマな時間に誰もが楽しめるエンタメとして知られるライブ配信アプリ。中でも「可愛い素人ライバー」と裏表のない会話ができ、30代~40代の支持を集めているのが「ふわっち」だ。今回「アサ芸プラス」では、配信者とリスナーがどのようにコミュニケーショ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
【破滅】「プリゴジンは生きている!」衝撃情報が暗示するプーチンの最期~プリゴジン暗殺の真相と大波紋(5)
2
続投意欲マンマン!巨人・原辰徳監督の「身代わり辞任要員」第一候補のコーチは…
3
45周年お騒がせサザン「神宮外苑再開発批判」にテレビ難色と桑田佳祐のスポンサーは「あの損保」
4
楽天・石井一久監督、地元企業ソッポで選手の契約満足度は「最下位」の「辞任フラグ」
5
フリーでも「テレビCM6本」賀来賢人と性加害事務所にしがみつく櫻井翔の「落差と矛盾」