政治

テリー伊藤対談「鈴木邦男」(3)ネット右翼と本来の右翼は違う!

20140403k

テリー じゃあもうみんな、右翼という「店」を構えていないんだ。わざわざ右翼になって街宣車に乗らなくても、普通にスーツを着て、ネットで発言できると。それがいわゆる「ネット右翼」ですよね。

鈴木 そうですね。昔は一般の人が社会に不満を持って意見を言おうと思ったら、新聞とか雑誌に投書しますよね。それがあまりにも差別的だとボツになります。そういう意味で、一般の人に完全な言論の自由はなかったと思う。でも今は、インターネットが普及したので、直接言論の自由なんです。

テリー 1人で、自由に好きなことを書き込めますもんね。

鈴木 いいことも書けるし、逆にどんな差別的なことでも書ける。言論の訓練をしていない人間が、突然100%の言論の自由な場を与えられているので、混乱しているのが今の状況だと思うんです。

テリー 本来の右翼は、やはりネット右翼とは違いますか。

鈴木 そうですね。そもそも、街宣車で言っていることって、実は、そんなに過激じゃないんですよ。「日の丸を大切にしよう」とか「親孝行をしよう」とか。

テリー 何かあれば捕まってしまいますしね。

鈴木 はい。あとは街宣車で演説するには、まず許可を取らなくちゃいけないし、さらに発言も全て公安にチェックされている。とにかく大変なんです。でもネットだと安全だから、どんなことでも思い切って言えるんでしょうね。

テリー 大久保あたりでは、ヘイトスピーチと呼ばれる、韓国人や在日の人を差別するデモが激しいですよね。

鈴木 右翼ってああいう差別的な発言はしないんです。というのは、右翼には在日の人もいますから。それから自分たちは「右翼」として周りから差別されているから、差別されている人の気持ちが逆にひしひしとわかりますからね。それに街宣車で演説していて、若者がうっかり差別的なことを言ったりすると、上の人から注意されるんです。

テリー ああ、先輩が指導するんだ。でもどうして、ヘイトスピーチという現象が出てきちゃったんでしょうね。

鈴木 やはり、ネットの普及は大きいと思います。ネットで募集して、ある日、似た主張同士の人間で街頭デモをやる。同じ主張を、個人で週刊誌や日刊紙に投書しても消されます。だけど、彼らは既存のメディアを通さずに、しかもグループになって主張する方法を得たわけですから。

テリー 大手のマスコミで、ヘイトスピーチがあること自体を扱わないところもありますもんね。

鈴木 僕は去年、外国特派員協会に呼ばれて話をしたんですが、アメリカの記者が質問してきて、世界中のマスコミは震災以降、日本人に敬意を表してきたが、大阪の鶴橋でのヘイトスピーチ以降、世界中が日本を批判していると。

テリー 鶴橋で、どんな発言があったんですか。

鈴木 僕もその質問を受けて、あとからネットで見たんです。すると1人の女子中学生が「ここにいる在日を全員殺したい」「鶴橋大虐殺をやります」と。「それがイヤなら日本から出ていけ」と街頭で話している。日本では差別発言だからテレビには出てこないけど、ネットで見られるので、この様子が世界中にどんどんと流れている。

テリー 日本のイメージダウンですよね。

鈴木 これからオリンピックで外国人を呼ばなきゃいけないのに、そういうデモをやってていいのかと思いますね。

テリー 法律で規制しろという意見もありますね。

鈴木 僕はそれには反対なんです。警察に判断する権力を与えちゃったら、逆に「これは安倍政権批判だからダメだ」とか、勝手に使われてしまいますよ。

テリー どうすればいいと思いますか。

鈴木 差別は恥ずかしいことだと、みんなが認知すればいいんです。そのためには、ヘイトスピーチの存在について、テレビも新聞も全部きちんと報道すればいいと思うんですよ。彼らは大手マスコミから無視されることによってこそ、生きているんですから。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    出会いのカタチもニューノーマルに!「本気で結婚したい」男がやるべきこと

    Sponsored
    168750

    「結婚はしたいけど、もう少し先でいいかな……」「自然な出会いを待っている……」と思いながらも、「実は独りが寂しい……」と感じてはいないだろうか。当然だ。だって男は弱いし、寂しがりだから。先の“言い訳”じみた考えも、寂しさの裏返しのようなもの…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    多部未華子、「行列のできる法律相談所」で見せた“顔の進化”に視聴者騒然!

    132223

    8月24日から25日にかけ放送された「24時間テレビ」(日本テレビ系)は、平均視聴率16.5%で歴代13位の好成績を記録。駅伝マラソンでの、いとうあさこのラストスパートのシーンでは瞬間最高視聴率39.0%と驚異的な数字をとり、そのまま後番組…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    過食やストレスによる“ぽっちゃり” 実は「脳疲労」が原因だった!?

    Sponsored
    157187

    「思うように外出できないし、友だちともなかなか会えない」「四六時中、家族と接していて息が詰まる」「在宅勤務だと仕事に集中できない」「残業がなく収入減で将来が不安」──会議に限らず、飲み会やデート、婚活まで、オンラインによるライフスタイルがニ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
石田ゆり子、予想以上に立派な体の部位にファン騒然!完熟ボディの“秘密”か
2
熊田曜子、”歩くか夜の営みしか運動しない”報道で“岡村との過去”が再燃!
3
尾野真千子、「Fバスト口技」熟テクの圧巻!(終)「前張りなしマッパ」で“慰め行為”
4
「人気急騰」明日海りお、宝塚ファンから聞こえてきた男役時代の“意外な評判”
5
芦田愛菜、「おっきい」「太い」発言に視聴者が敏感反応!滲み出始めた“色香”