社会
Posted on 2022年07月30日 17:59

弘前藩主「石田三成の孫」は「女性スキャンダルまみれ」25男26女の精力男だった

2022年07月30日 17:59

 酒乱の上、好色で数々の問題を起こした石田三成の孫が、江戸時代前期にいた。陸奥国弘前藩の第3代藩主・津軽信義である。

 父親は2代藩主・津軽信枚で、母親は関ヶ原の戦いで敗れた石田三成の三女。あの豊臣秀吉の正室・高台院の養女だった、辰姫という人物である。現代の法律用語なら、辰姫は豊臣秀吉の義理の娘で、信義は義理の孫ということになる。

 辰姫は元和九年(1623年)に一人息子の信義を残して死去。父・信牧も寛永八年(1631年)に死去したことから、信義は13歳の若さで藩主の座に就いた。

 いくら平均寿命が現代と比べて短い江戸時代とはいえ、13歳はまだ子供だ。戦国時代の名残を残す、口うるさい譜代の家臣たちも大勢、残っている。藩主として手腕を振るうのは、大変なことだったに違いない。

 信義はそのため、幼少の頃から近侍していた船橋半左衛門親子を頼った。その船橋半左衛門の下に新参者が集結。これが古参の譜代の家臣との対立を招き、ついに寛永十一年(1634年)、船橋騒動と呼ばれるお家騒動にまで発展した。

 最終的には両派から大量の処罰者が出て、ケンカ両成敗で決着がついた。信義はまだ若年ということで、幕府からは何の処分も下されなかったという。

 信義は性格があまりよろしくなかった、と伝わっている。普段は情に厚い面はあったが、とにかく好色な上に、酒乱の「情張り(じょっぱり)殿様」だった。情張りとは、自分勝手でわがままで頑固で意地っ張りな人を示す方言だ。

 信義は酒が入ると、ネチネチと家臣にくだを巻いた。そして少しでも失敗があると、即座に手討ちにした。そのため、家臣は家族と別れの杯を交わして登城したという。

 また、手当たり次第に女性に手を出すというスキャンダルを、何度も引き起こしている。なんと子供は25男26女。まさに精力男だ。

 新田開発や鉱山発掘などに功があり、書画と書道にも優れた一面を持っていた。だが正保四年(1647年)には、反発する家臣たちが信義を藩主の座から引きずり下ろそうとする「正保の騒動」も招いている。あまり名君とはいえない人物だったかもしれない。

(道嶋慶)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク