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記事全文を読む→〈“ジャインツ愛”対談〉角盈男×岡崎郁「巨人再生プランを授けよう」(2)負け試合を作ったほうがいい
岡崎 先発は菅野(智之)と戸郷(翔征)、そして3人目が誰になるのか。去年はプロ初勝利をあげた選手が8人もいましたけど、裏を返せばローテーション投手が不足しているということ。先発は5~6人必要ですし、今年はローテを勝ち取る競争になりますね。
角 少なくとも5人は必要だよね。
岡崎 僕の時代は斎藤(雅樹)がほぼ完投をしていて、槙原と桑田(真澄)で3本柱。宮本(和知)と香田(勲男)が4、5番手で、先発が7回まで投げる計算ができていました。
角 今の野球は先発が6回までだもん。
岡崎 5回で代わることも珍しくない。藤田監督の時代は先発が早めに崩れても6回ぐらいまで投げさせたことで、中継ぎ陣が疲弊せずに済みました。でも今は先発が5点ぐらい取られると、すぐ交代させられますから。
角 よく言われるのは、野手出身の監督は交代が早くて、投手出身の監督は引っ張る(笑)。
岡崎 藤田さんは「先発は1週間に1回の登板だから、早めに代えてはいけない」みたいな考え方をしていました。野手出身の監督は投手に気を遣いますけど、投手出身の監督は投手に厳しかったりしません?
角 自分がピッチャーだったからね。普通はKOされたら交代だけど、台所事情も考える。セットアッパーに無理はさせられないので、若手は勉強のために投げさせたりすることもあったよね。
岡崎 それに言葉は悪いですけど、巨人って負けゲームを作れないじゃないですか。序盤に大量失点しても、最後までゲームを捨てない姿勢を見せないといけない。少なくとも僕がいた時代の巨人はそうでした。槙原や桑田が早めに3、4点取られても投げさせたりね。優勝チームだって年間60敗ぐらいするから、本来は負けゲームを作ったほうがいいんですけどね‥‥。
角 昔は次の登板のためにもう少し投げて何かを拾ってこい、と。そうしてゲームメイクを覚えさせてくれたんだけどな。
角盈男(すみ・みつお)1956年生まれ。鳥取県出身。76年ドラフト3位で入団。78年に新人王を獲得し、81年は日本一に貢献するなど、炎のストッパーとして活躍した。通算38勝60敗99セーブ。引退後はヤクルトと巨人のコーチを務めた。
岡崎郁(おかざき・かおる)1961年生まれ。大分県出身。79年ドラフト3位で入団。86年に遊撃手の最高守備率(当時)を記録するなど内野手として活躍。93年には第58代4番打者として起用された。引退後は巨人のコーチや二軍監督も務めた。
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