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記事全文を読む→大阪・八尾警官に射殺された逃亡犯は「余命宣告」を受けた元ヤクザだった
余命いくばくもないのが花嫁だったら、その悲恋に多くの人が涙しただろう。だが、今回は「指名手配犯」だった。誰も泣くに泣けない破滅の物語を以下──。
1月13日、大阪府八尾市の路上で事件は起きた。盗難車を運転する男が警官の制止を無視。パトカーに体当たりを繰り返した。カーチェイスの末に、停止した車内に向けて警官2名が2発ずつ発砲。うち3発が逃亡犯に命中し、搬送先の病院で死亡が確認された。
射殺されたのは、石橋健太容疑者(41)。大阪府警が窃盗事件で指名手配していた男だった。石橋容疑者がクローズアップされたのは、昨年6月のことだ。
兵庫県神戸市で別件対応中だった警察官を、車でひき殺そうとしたのだ。逃亡の末、兵庫県警に昨年9月10日、殺人未遂容疑などで逮捕される。さらに同30日、別の車上荒らし事件で再逮捕。ここまでは何の変哲もない粗暴犯の“逮捕劇”だった。が、直後に“物語”は急転していく。
「勾留中に石橋容疑者が末期ガンであることが判明したのです。医師からは余命宣告が出て、裁判所も治療しなければ命が危ないとして勾留停止を決定。10月21日に釈放されたのですが‥‥」(社会部記者)
報道では11月に犯行で使った車を大阪港から海に沈める防犯カメラ映像が流され、石橋容疑者が窃盗グループに戻ったように報じていた。実際、大阪府警は指名手配しているが、知人には別の顔を見せていた。
「石橋は甲状腺ガンでした。もう胸の辺りがカチコチになっていて、『腕が上がらない』と苦しそうにしていた。入院先で揉めたのかと思っていたんですが、『治療を断られた』って。一緒に病院を探したけど、どこもダメで‥‥」(知人)
いわば、出口のない逃亡生活。結果、終止符を打ったのは病ではなく、警官が放った銃弾だった。あるアウトロー関係者が話す。
「大阪・平野区の生まれで、若い時に山口組系組織に属したこともあったが、ヤクザだったのは、ほんの一時期だけ。肌に合わなかったんだろうね。俺らの前では礼儀正しくて、撃ち殺されるような凶悪犯じゃなかった。結局は病気で自暴自棄になってしまったのか」
治療を受けていれば、別の結末が待っていたかも。
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