3月8日に開幕する野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。日本代表「侍ジャパン」は9日の中国戦を皮切りに、3月22日の米マイアミでの決勝まで最大7試合を戦い、世界一を目指す。
そのうち9日の中国戦、10日の韓国戦、21日の準決勝は、TBS系列で地上波放送される。
「解説陣には原辰徳、稲葉篤紀、新井貴浩など歴代のWBC監督と選手をゲストに招き、なんとか盛り上げようと必死です。テレビ朝日もWBCのMVPだった松坂大輔をキャンプ取材から投入する力の入れようで、こちらも一歩も引くことはない」(在京テレビ局スタッフ)
解説陣も中継各局で取り合いとなっている。在京テレビ局スタッフが続けて解説する。
「初参入するプライムビデオでは、WBC初代侍ジャパン監督の王貞治が、中国戦のゲスト解説を務めることになりました。TBSもテレビ朝日もそれに対抗しようと、なんとか呼びたかったのがイチローで、それぞれが懇意にするスタッフを通じてオファーをかけ続けました。が、とうとう色よい返事はなく、断念しました」
確かにイチローが初解説となれば、話題沸騰。イチロー自ら危惧するように、野球人口は減り、イチローの現役時代を知る子供たちも少なくなってきている。仮に次の大会で解説席に座っても、盛り上がるのは現役時代を知る大人だけ…なんてことになるのではないか。