スポーツ
Posted on 2023年04月13日 09:58

「野村克也の教え」に最も感化された男…ダルビッシュ有がイチローと決定的に違う点

2023年04月13日 09:58

 日本プロ野球、メジャーリーグともに通常シーズン真っ只中だが、自戒を込めつつメディア報道では、いまだ3月の侍ジャパン世界一の余韻を引きずっている感が否めない。

 日本代表の快進撃を振り返った時、MVPを獲得した大谷翔平とともに、最年長のダルビッシュ有が献身的にチームをまとめたことが大きかったと、誰もが感じたことであろう。

「かつての大会では、イチローが率先してチームを鼓舞しました。しかしグラウンドを離れればホテルを別に用意するなど、そこには『超えられない壁』があるようでした。ところが今や6年総額で142億円超えと言われる契約を結ぶスーパースターのダルビッシュは、チームメイトと寝食を共にし、若い選手をフォローし続けたのです」(スポーツ紙デスク)

 メジャー選手としては先乗りした形の宮崎強化合宿時から自腹で食事会を開き、急造チームの親睦を深めることに尽力した。

「山川穂高が『ダルさんが凄いのは、みんなに話をパスして、仲間外れを作らないところ』と感激していました。特に自身と境遇が被る、ハーフの宇田川優希が馴染むように働きかけていたのが印象的でした」(前出・スポーツ紙デスク)

 若かりし頃はヤンチャなイメージばかりが先行していたが、時と立場が人間的な成長を促したのか。球界OBが言う。

「日本ハム時代から中田翔と生活を共にして人間教育を行うなど、若手の面倒見がいい部分はありました。その側面が、聖子夫人と結婚してから加速したようです。本人も『人間的に自分は変わった』と口にしていました」

 こうしたダルビッシュの後進育成に対する姿勢には、あの知将と重ねる声も出た。

「かつて代理人が団野村氏だった影響なのか『ノムラの教え』に最もインスパイアされた選手だと感じます。『人間的成長がなければ、技術的成長はない』を体現している。自分から下に降りて相談に乗る姿は、先人以上かもしれません。球界には『名選手、名監督にあらず』という言葉がありますが、その例外である野村克也監督同様、ダルビッシュはいい指導者になりそうです」(前出・球界OB)

 空前のWBCフィーバーには、まだまだ続きがありそうだ。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク