「第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の最大の被害者は、オリックスかもしれない。WBCは決勝でベネズエラが3-2でアメリカに勝利し、初優勝を飾った。ベネズエラ国内では優勝を祝うため、翌日を国の祝日にするなど大盛り上がりだった...
記事全文を読む→掛布雅之 超攻撃的個人主義で上位球団を食うDeNAとヤクルトの「猛威」(2)
実際に阪神も8月7日のヤクルト戦(神宮)で象徴的な展開がありました。1-1の4回無死一、二塁で伊藤隼に送りバントさせ、1点を取りにいく作戦を選択しました。結果的に梅野、歳内が凡退して無得点で終了。その裏の攻撃でヤクルトはイケイケの強行策で一気に4点を奪い、試合の主導権を握ったのです。
その試合の阪神の先発投手は若い歳内でした。少しでも楽に投球できるよう、リードした状況を作ってあげたいベンチの親心もわかります。しかし冷静に分析すると、同5日にはエース格のメッセンジャーが5回8失点を喫した相手です。歳内のためにも、1点の勝ち越しを狙うより、一気に大量リードを狙ってもよかったと思います。
シーズン終盤で目標を見失ったチームは本来、気持ちの粘りがなく、リードされた展開では淡泊な攻撃になりがちです。ですが、今のヤクルトやDeNAにはその法則が当てはまりません。チームとして勝つ野球から個人主義の野球に変わり、うまく循環しているからです。今年初めてレギュラーになった山田や雄平、DeNAの筒香にしても、自分の数字を残すことに懸命だからです。
筒香といえば、私も入団時から注目していた選手です。横浜高から鳴り物入りでプロ入りし、5年目でようやく才能が開花しました。メジャーリーガーの打撃フォームを模倣するなど、毎年のようにフォームを変えていたのですが、今年はシンプルな形に落ち着いています。やっと誰のマネでもない筒香の形を作り上げることができたのではないでしょうか。現在、30本塁打の大台も狙える数字を残しています。
8月13日の試合(名古屋)で守備の際に交錯して緊急搬送され、具合が心配されますが、復帰後も結果を残し続ければDeNAの逆転Aクラス入りは十分にありえます。5月以降は負け越しの月がなく、借金も最大13まで膨らみましたが、勝率5割復帰も見えてきました。あとは、この試合に勝てば勝率5割や3位浮上、といった大事な試合で今までどおり戦えるかです。
DeNAは勢いに乗ると、ある意味でいちばん怖いチームかもしれません。中畑監督の明るさが、就任3年目でようやくチーム全体に浸透したように思います。ヒーローインタビューを聞いても若い選手がみんな明るく、敗戦を喫しても決して引きずらない野球がチームカラーとして根づいたのではないでしょうか。
ヤクルト、DeNAの両チームに共通している強みは、4番打者がしっかりしていることです。バレンティン、ブランコの存在が、若い打者が伸び伸びとやれる要因です。阪神のゴメスも合格点の働きですが、真価が問われるのはここから。日本の夏場の経験がないのは不安材料です。
いよいよ佳境へと向かう優勝争い。各チームとも、4番打者の働きが浮沈のポイントとなることは間違いないでしょう。
阪神Vのための「後継者」育成哲学を書いた掛布DCの著書「『新・ミスタータイガース』の作り方」(徳間書店・1300円+税)が絶賛発売中。
スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...
記事全文を読む→3月17日の明治学院大学白金キャンパスは、卒業式に出席したスーツ姿の男子学生や袴姿の女子学生で華やいでいた。その中でも、花柄ベージュ色の袴でひときわ目を引いていたのが、元「モーニング娘。」の北川莉央である。アイドルウォッチャーが解説する。「...
記事全文を読む→4月29日公開予定の映画「SAKAMOTO DAYS」。原作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の鈴木祐斗による漫画で、ストーリーは次のような感じだ。「かつて伝説の殺し屋として恐れられていた男・坂本太郎は、ある女性に恋したことを機に殺し屋を引退。...
記事全文を読む→
