スポーツ
Posted on 2023年04月25日 09:58

ベルギーリーグ得点王争いの上田綺世を再評価!日本代表でも「後半30分まで先発起用すべきだ」

2023年04月25日 09:58

 リーグ通算18ゴールを挙げ、ベルギーリーグで最後の最後まで得点王を争った上田綺世(セルクル・ブルージュ)。昨夏の移籍で欧州挑戦となったが、当初はいいパスが出てこないため、前線で孤立する場面が多く、初ゴールは6節まで待たなければならなかった。選んだチームを間違えた、とさえ思われたのだ。

 それでもベルギーのサッカーに慣れ、周りの選手からの信頼を得ると、チームの上位進出の原動力となった。

 上田が点を取れるようになった最大の原因を突き詰めれば、Jリーグではボールを繋ぐチームが多く、攻撃が詰まった時は一度、ボールを戻してやり直すことが多い。それゆえセンターフォワードでも、下がって繋ぎに参加したり、守備もする必要があった。

 一方、ベルギーリーグのサッカーは、相手ボールを奪いに行くのも速ければ、ボールを奪ってからも縦に速い攻撃が求められる。シンプルにゴールを狙えるようになったのだ。

 つまりストライカーとして余計なプレーが減り、点を取ることに集中できるようになったことが大きいのだ。今では一瞬のスピード、ヘディング、そしてパワフルなシュートと、リーグを代表するストライカーとなった。

 また、身体能力の高い選手、フィジカルの強い選手が揃っているリーグだけに、上田自身も体が強くなり、簡単に倒れることはなくなった。

 レベル的に、ベルギーリーグは長くプレーするところではない。冨安健洋がベルギーリーグからセリエA、プレミアリーグへとステップアップしたように、上田もステップアップするべきだ。すでにフランスリーグのASモナコの名前が挙がっている。

 日本代表ではいまだゴールを決めていないが、それは守備能力の高い前田大然や浅野拓磨が重宝され、上田が試される時間が少なすぎたから。W杯ベスト8進出のために攻撃力のレベルアップが必要だというのであれば、上田を試さない手はない。森保一監督には、前半だけや後半途中からの出場ではなく、先発で後半30分ぐらいまで我慢して使ってほしい。それだけの価値がある選手だろう。

(渡辺達也)

1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップアジア予選、アジアカップなど数多くの大会を取材してきた。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月07日 08:45

    バラエティー番組でピン芸人の中山功太が告発した、サバンナ・高橋茂雄によるいじめ。まだ記憶に新しい騒動だが、高橋の謝罪に発展したこの一件には単純に語れない側面もあったようだ。周囲の芸人を巻き込んだ混乱の中でひとつ、際立つ動きがあった。仲裁役と...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月10日 11:00

    またもや、負のスパイラルの繰り返しである。楽天が6月10日、借金15の成績不振を理由に、三木肇監督の休養を発表した。10日の巨人戦から塩川達也ヘッドコーチが「監督代行」として指揮を執る。楽天の監督交代はもはや、お家芸だ。2005年に新規参入...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年06月10日 14:30

    局アナによる異例の公表が、大きな波紋を広げている。出演するラジオ番組で「結婚」について激白したのは、TBSの山本恵里伽アナウンサーだ。それは6月9日放送の「荻上チキ・Session」でのこと。山本アナは、法律婚ではなく事実婚を選んだと明かし...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク