芸能

「ジュリー社長謝罪」ジャニーズ性加害スキャンダルはどう決着するのか

「被害を訴えられて方々に対して、深く、深くお詫び申し上げます」

 固い表情で登場すると、1分あまりの動画で何度も頭を下げる、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長。5月14日に事務所の公式サイトで公開した謝罪動画は、ジャニー喜多川氏にまつわる、元ジャニーズタレントによる「性加害告発」についてのものだった。

 当事者のジャニー氏が既に世を去っていることから「個別の告発内容について『事実』と認める、認めないとひと言で言い切ることは容易ではない」との見解を文書で示しつつ、「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と弁明。同時に「これから先、二度と同様の問題が起こらないよう、既に着手し始めている経営改革、社内意識の抜本的改善をやり抜く」と決意を綴っている。

 ジャニーズファン有志の団体「PENLIGHT(ペンライト)ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」は「一定程度、評価する」としているが、そういえばジャニーズ事務所は、かつて1999年にこの問題を報じた「週刊文春」を訴え、2003年に敗訴していた。

 現在のテレビ番組には、ジャニーズ事務所のタレントで溢れているが、

「視聴者は番組を見ながら『この人も性被害を乗り越えて今があるのかも…』と、つい想像せずにはいられなくなる。ジャニーズとタレントにとっては試練ですね」(芸能ジャーナリスト)

 一刻も早く、ファンや視聴者を納得させる必要があるのだ。

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