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記事全文を読む→“ダメダメ”内閣改造のオフレコ事件を一挙暴露(2)高市早苗が精を出した“スリ寄り作戦”
とはいえ、安倍総理としては、初めから小渕氏を経産相にハメる計画ではなかったという。
「塩崎恭久厚生労働相(63)の名前があがっていました。塩崎氏自身、政調会長代理として政策作成に寄与してきた自負があり、『次は大臣だ』『最低でも経産相』といきまいていたそうです。ところが(党の政策に反する)反原発の立場で、反原発運動を展開する坂本龍一氏と親しいなどの理由で候補から外れ、厚労相に落ち着きました」(安積氏)
その塩崎氏に代わり浮上したのが、前政調会長の高市早苗総務相(53)だった。安積氏がさらに解説する。
「(原発がある福井県が地盤の)夫の自民党・山本拓氏(62)が原発超推進派。自民党のスタンスは『将来的には停止を視野に入れるが、今はやむをえず稼働しないと経済が成り立たない』というもの。夫がバリバリの推進派だと、妻までそうだと思われかねません。いろいろ軋轢があると気の毒だということで、総務相にスライドしたようです」
一方で高市氏は昨年、原発被災者の自殺が相次ぐ状況下で「原発事故によって死者は出ていない」と放言し、被災地から「許せない」と猛反発を食らった苦い過去を持つ。だからか、「経産相はイヤ! 受けたくない」と漏らしたという。
小渕氏とは逆に、配慮を受けた高市氏はとにかく露骨とも思える安倍総理への「スリ寄り作戦」に精を出してきた。政治部デスクが言う。
「従軍慰安婦問題で、わざわざ官邸に出向いて河野談話の見直しを提案するパフォーマンスを展開。安倍総理も同じ考えを持っているとわかっているからです。あるいは総理と対立する石破茂氏(57)を批判したり。そもそも彼女は『安倍さんを支えたい。でも町村派にいたら、町村さん自身が(総裁選に)出馬したら投票しなくてはならない』と言って、派閥を離脱したほどの忠誠心を見せている。裏切らない“忠犬”を重用したくなるのは当然でしょう」
そして、この内閣改造最大の「サプライズ」といえば、土壇場で決まった谷垣禎一幹事長(69)だろう。
「実は幹事長経験者の細田博之氏(70)に打診して断られ、谷垣氏が浮上しました」
と語るのは、森氏である。
「谷垣氏はバカが付くほどのお人よし。しかし『俺にもまた総理の目が出てきた!』と有頂天だったとか。ところが安倍総理にしてみれば、来年の総裁選では、対抗馬と目された石破氏は幹事長を外れ、小渕氏も入閣で出馬できなくなったが、無風でやるわけにもいかない。そこで谷垣氏がアテ馬候補として出馬し惨敗、というシナリオなのです」
全ては政権の延命と完全掌握のため。何とも狡猾なのである。
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