スポーツ
Posted on 2023年07月06日 17:58

日本名輪会・山口健治「江戸鷹の目診断」新山の機先を制して犬伏が押し切る

2023年07月06日 17:58

「小松島記念」◎犬伏湧也/○郡司浩平/▲新山響平/△松浦悠士/小倉竜二/東口善朋/和田健太郎/成田和也/宿口陽一/横山尚則/小川真太郎/太田竜馬

 ラインが劣勢でも、勝負どころで一気に仕掛けるのが実力者である。

「小松島記念」(7月6日【木】~9日【日】)は地元勢が断然の陣容を誇る。SS班といえども、苦戦を強いられるシリーズになりそうだ。

 強烈なカマシ先行で売り出し、平塚ダービーで決勝戦(9着)に乗った犬伏湧也が地元記念で躍動する。徳島のS1選手は実に6人を数える。決勝戦の並びは犬伏─太田竜馬─小倉竜二─小川真太郎で結束は固い。新山響平の機先を制して犬伏が駆ければ、後ろの3車ががっちりガードする。押し切り濃厚とみた。

 鉄壁の徳島ラインに抵抗するのが郡司浩平だ。ダービーで落車負傷。そこから約40日、まだ回復途上と思われた岸和田高松宮記念杯(〈1〉〈1〉〈5〉〈1〉〈7〉)は、底力の成せるワザだった。犬伏と新山で叩き合いは必至。強烈まくりで逆転の1着は押さえておきたい。

 あとは、主導権を取れば粘る新山と、混戦の間隙を突く、レース巧者の松浦悠士は軽視できない。

 太田は高知全日本選抜とダービーで大きな着を並べ、宮記念杯は出走さえできなかった。しかしこの舞台は19年と21年の覇者で、犬伏の番手は小倉が譲る。3度目の制覇がかなうようなら、調子は戻ってくるのではないか。

 新山と北日本で連係する成田和也は、久留米記念で10年ぶりに記念を勝った。最近の充実ぶりは特筆してよく、脚をためて4コーナーを回れば、勝ち負けも十分期待できる。

【大穴この1車】窓場千加頼(京都・100期)。

 6月までの前期で出場したグレード戦が記念とGIIIの4場所なのは、2班選手だったからだが、そのうち3場所で4本の万車券を演出している。最高配当は準決勝に乗った5月宇都宮記念(〈5〉〈1〉〈9〉〈2〉)2次予選の8万2640円。果敢に先手を取り、有力候補の松浦を3着に沈めている。まくりも強烈なだけに、人気薄での2発がある。

【狙い目の伏兵3人】

 久田裕也(徳島・117期)は、強力メンバーの地元勢の一員。決勝戦に乗った宇都宮記念(〈4〉〈4〉〈3〉〈9〉)の再現に向けて、先手を取って逃げるだけだ。 二十歳の若武者らしい思いっきりのレースで戦い抜いているのが、林昌幸(愛媛・119期)だ。相変わらず動きはいい。予選を突破すれば台風の目になる。 林と同期の中島詩音(山梨)は、今回がS級初戦。A級で貫いたスピード戦で戦えば、いきなりの快勝劇があってもおかしくない。

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク