芸能

カンニング竹山「堺正章さんから『遊んでるか?』」/テリー伊藤対談(1)

 競馬をはじめ、キャンプ、飛行機、バイク、野球観戦など数多くの趣味を持つカンニング竹山。このほど「50歳からのひとり趣味入門」を上梓した。人生をエンジョイする氏の姿勢には天才テリーもいたく感心! 氏のコメンテーターとしての悩みにも一発回答だ!

テリー この本(「カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門」)を読ませてもらって、ビックリしました。竹山さん、こんなに趣味が多いんだね。

竹山 ただ遊んでるだけで、そんなに深いところまでいってないんですけどね。

テリー でも、意識的に趣味を増やそうとしてる。

竹山 そうですね。今は「どれだけ自分を楽しませられるかが大事」というか。

テリー それは何がきっかけだったの?

竹山 本にも書いたんですけど、40代ぐらいの時にちょっと悩んでいた時期があったんですよ。仕事は順調なんだけど、「このままでいいのか」みたいな。そんな時にある番組で堺(正章)さんと一緒になって、「ちゃんと遊んでるか?」って言われたんです。「40代から50代にかけて、どれだけ遊んで学べたかでその後の人生が大きく変わる」って。それで何となく吹っ切れた感じですよね。

テリー 悩みって、例えばどんなことだったの?

竹山 別にテレビだけの話じゃないんですけど、「あれ、やっちゃいけない」「これ、やっちゃいけない」みたいな中で、なんか「おとなしくまとまろうとしてないか」っていう。

テリー いい子ちゃんになろうとしてたんだ。

竹山 そうですね。だから、せっかく芸人なんだし、「小さくまとまるんじゃなくて、やりたいことは全部やろう」と。だから今は、「仕事と遊びのスイッチを切り替えよう」っていう言葉が嫌いで、「もう全部(スイッチ)オンで行け!」みたいな。

テリー へぇ。

竹山 「遊びから仕事が生まれて、仕事が遊びになる」みたいな循環がいちばんいいじゃないですか。難しいですけど。今は、そこに向かって頑張ってるっていうか、遊んでますね。

テリー ちょっと所(ジョージ)さんみたいな感じ?

竹山 そういう先輩方の影響は大きいですね。僕、ここ10年ぐらい(木梨)憲武さんやヒロミさんと飲んだり、遊びに連れて行ってもらったりしてるんですけど、ずっとあの人たちの生き方を見てたんですよね。「どうやって生きてるの、この人たち?」って。

テリー あの2人も趣味が多いからね。

竹山 もちろん、格は全然違うし、向こうの方が全然お金も持ってるんですけど、それだけじゃないなということに気づいて。

テリー 確かにお金のあるないは関係ないよね。

竹山 「この人たち、発想も仕事も遊びも全部自由だな」と。「そうじゃないとおもしろくねえよな」と思ったんですよ。

テリー 趣味に限らず、何か始めようと思ってもなかなか始められない人って多いからね。

竹山 仕事を立ち上げる時も「こんなこと考えてるんですけど、僕にできますかね?」って言ったら、「いやいや、話すだけじゃなくやってみろよ」って言う人なんですよ、憲武さんは。だから、いい先輩たちに出会ったなっていうのはありますね。

ゲスト:カンニング竹山(かんにんぐ・たけやま)1971年、福岡県生まれ。1992年、中島忠幸氏と「カンニング」結成。2006年より「カンニング竹山」で活動。俳優業にも活躍の場を広げ、映画の主演やNHK連続テレビ小説「花子とアン」などに出演し。また「情報プレゼンター とくダネ!」「バイキングMORE」(共にフジテレビ系)などでコメンテーターとしても活躍。現在は「ゴゴスマ」(CBC系)、「ノンストップ!」(フジテレビ系)、「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送系)などにレギュラー出演中。「竹山ライブショー」で月イチのライブ配信中。「カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門」(ポプラ新書)発売中。

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