特集

「たけし金言集」“週刊アサヒ芸能”連載100回目を迎えて(1)

Sponsored

 このたび、2年程前にスタートした週刊アサヒ芸能の連載が、晴れて100回目を迎えました。

 思えば、連載が始まる直前、何度か重ねた担当さんとの打ち合わせにて、「わたくし、殿との面白エピソードは、優に100個以上はあります!」と断言していたのですが、実際のところ、それはまったくのハッタリであり、付き人時代につけていた日記を頼りに、さまざまな殿との思い出をほじくり返してみても、殿との面白話は、せいぜい連載20回分程のストックしかなく、心の中で〈なんだかんだで、30回も続けば御の字だな〉といった思いを密かに抱いておりました。

 さらに、殿のことをあれこれ書くと言ったって、〈実際、どこまで書いていいのやら?〉と、連載前から最大の疑問にぶち当たり、すでに書く前から少しばかり途方にくれてもいたのです。

 が、そんなわたくしの悩みを吹き飛ばしてくれたのは、他でもない殿でした。

 連載開始直前、殿に「『たけし金言集』といった連載が始まります」と報告を入れると、殿からすかさず、

「じゃーよ、それ、俺がいかにスケベでダメなやつか、しっかりと書くように」

 と、これ以上ない抜群な助言を頂戴し、その言葉をまるっきり鵜呑みにしたわたくしは、やれ、殿のアソコは皮被りで、酒席などで全裸になる時は、その皮を自分で剥く習性があるだの、やれ、連れていってもらった特殊浴場で盗み聞きした、殿とおねいさんの恥ずかしい会話などなど──。殿からOKが出たのをいいことに、実に自由に、そしてリミッターなしに、毎週筆を走らせると、いつしか〈殿の話なら、いくらでも書ける!〉と確信するようになったのです。が、その結果、

「お前がアサ芸で俺のこと好き勝手書くからよ、人に聞かれた時いろいろと大変だよ」

 と、少しばかりの苦言を頂戴したこともありました。

 とにかく、2年にわたり「100」というキリのいい数字まで辿りつくことができたのは、これもひとえに、担当さんや読者の方々などのお力では決してなく、全てわたくし1人の実力であったと、強く思う今日この頃、これからも何卒よろしくお願いいたします。

 感謝の意を述べる殿が、決まってやられる言い回しをマネしまして、今回の話に移らせていただきます。

「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」絶賛発売中!

カテゴリー: 特集   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え