社会
Posted on 2024年01月24日 09:58

「スナック巡りツアー」もあるけど…ブームの裏で地方のスナックが盛り上がらない理由

2024年01月24日 09:58

 スナック好きの女性や訪日外国人向けに開催されている「スナック巡りツアー」など、ここ数年でスナックは大きく注目されている。コロナ禍を抜け、夜の街に活気が戻ってきた今、都内のスナックは非常に盛り上がっているように見える。

 しかし少し地方へと足を運ぶと、いまだにコロナ禍の状況を脱していないまま、活気が戻らないスナック街も存在する。

 兵庫県のとある繁華街。大阪・梅田やミナミほど賑わってはいないが、都市部のベッドタウンとして知られている。駅前だけでも50軒ほどのスナックがひしめき合っているが、年の瀬でもコロナ禍前ほどの人出は感じられなかった。スナックのママの話を聞くと、

「コロナ前は地元の建設会社の社長さんや社員が集まって、20人から30人の忘年会の予約が入っていたんですけれど、最近はさっぱり見かけなくなりましたね。自粛が解除されても年配の社長さんは飲みに行っていないみたい。地元の常連さんにしても、年配の人が亡くなったという話も聞きます。最近、飲みに来るのは、あまり見かけない新規の人。出張とかで来て、フラッと入ってくることが多いんです。1時間ほどで帰ってしまって、常連にはならないですね」

 メディアが作り上げたスナックブームもあり、若い新規客が来る機会は以前よりも増えた。しかし本来、主な売上源の常連客が来なくなったため、年末でもいまいち盛り上がっていなかったのだ。

 客足が伸びない理由は他にもある。別の店のママが言う。

「以前は大学生のアルバイトの子がいて、その子目当てで来てくれるお客さんもいたんですよね。今は私と、たまに来るアルバイトの子1人だけでやっていて、ほとんどワンオペで回しています。ガールズバーやコンカフェの方が時給がいいので、若い子がなかなか集まらないんですよね」

 スナックブームとはいえ、働き手不足が続いている。地域によっては客の流れに大きな変動があり、明暗がハッキリと分かれているようだ。

(カワノアユミ)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月09日 06:30

    日本にも「バベルの塔」が実在していたことを知っているだろうか。バベルの塔は「旧約聖書」の「創世記」に登場する、人間が天に届く塔を築こうとして神の怒りに触れ、破壊されてしまった伝説の塔である。「馬鹿と煙は高いところに登る」という言葉があるが、...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月13日 14:30

    音楽ライブチケットの高額転売をめぐり、旧ジャニーズ事務所の人気アイドルが所属するSTARTO ENTERTAINMENTのライブ主催会社が、転売サイト大手「チケット流通センター」の運営会社と、高額転売を繰り返したとされる東京都内の男性1人を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク