スポーツ
Posted on 2024年07月04日 09:59

元日本代表DF坪井慶介がプロサッカー選手への道をつかんだ「特殊なボランチ」って何?

2024年07月04日 09:59

 日本代表として2006年のサッカーW杯ドイツ大会に出場し、浦和レッズで長く活躍した坪井慶介氏が、自身のサッカー人生を、前園真聖氏のYouTubeチャンネルで語った。

 坪井氏は小学3年生でサッカーを始め、地元の少年団でプレー。中学生になると東京都町田市のクラブチームに所属し、高校は名門・三重県立四日市中央工業高校に進学。プロを目指してサッカーを続けたものの、Jリーグのクラブからオファーはなく、一時はプロを諦めて工事現場でアルバイトしていたという。

 卒業後はJFLや地域リーグで、働きながらサッカーを続けていこうと考えていたが、高校の教師からプロを目指すために大学進学を勧められ、福岡大学に入学。高校時代に培った「特殊なボランチ」で、1年生の時からレギュラーを獲得した。

 特殊なボランチとは何か。坪井氏によれば、

「守備の時になると、ブワーッと出てくる。相手のトップ下とかゲームメーカーを潰すぜ、って。潰して(ボールを)取って(味方に)預ける。マイボールになるとスッといなくなる。ボールは受けない。余計なことはしない。来たボールは右から左に流す」

 ボール奪取専門であり、攻撃の組み立てにはいっさい参加しないボランチだというのだ。

 このプレースタイルを武器に、全国大会へ出場。3年生から4年生になる時にはJリーグの複数のクラブからオファーがあり、特に熱心に誘ってくれた浦和レッズに入団する。プロ選手になる夢を叶えたのである。

 浦和でのプレーは「特殊なボランチ」そのものだったと、サッカーライターが証言する。

「浦和ではボランチではなく、センターバックとしてプレーしましたが、役割はボール奪取を含めた守備だけで、攻撃に参加することはほぼありませんでした。それでもこのプレースタイルで、浦和入団の翌年には日本代表に選ばれています。高校時代に培った『特殊なボランチ』で、日の丸を背負うまでになったわけですから、立派な武器です」

 近年は何でもできるオールマイティーな選手が求められ、坪井氏のような特殊なプレイヤーは誕生しにくくなっている。サッカーファンは「坪井2世」の出現を見てみたいのだが…。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク