スポーツ
Posted on 2024年07月26日 05:59

巨人・阿部慎之助監督のエンドラン外し「捕手の勘だった」発言に江川卓が「それはない」異論のワケ

2024年07月26日 05:59

「たぶん、それは本当ではないと思う」

 巨人・阿部慎之助監督の勝利後のコメントに「否」と異論を口にしたのは、野球解説者の江川卓氏だった。自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で問題にしたのは、7月17日に東京ドームで行われた阪神戦である。

 巨人が1点リードの6回一死一塁の場面。阪神・坂本誠志郎の打席で、カウント2-2からの5球目を外角に外すよう、ベンチの阿部監督が捕手・岸田行倫に指示。坂本は三振し、一塁走者の大山悠輔を盗塁死に仕留めた。試合は巨人が4-3で勝利した。

 試合後、阿部監督はこう言った。

「度胸を据えてエンドランを外せたので、長年キャッチャーをやっていてよかったと思いました。スリーツー承知で昨日、(阪神の)岡田監督がね『走れ、走れ、言ってるのに走らない』って言ってたから。動いてくるならここかなと。勝手な勘で」

 これを江川氏は疑問視したのである。その分析はこうだ。

「たぶん、サインが分かったんだと思います。僕らの経験上でいうと、阪神側のサインを誰かが『こうじゃないか』っていうことが分からないと、あれだけ(極端に)外せないので。冒険ですから。ボールを振らなければ、3ボール2ストライクになりますからね。危機(ピンチ)になるボールでしたから、賭けをするにはあまりに大きいので、賭けではないと思います」

 ちなみに前半戦終了時点での、岸田の盗塁阻止率は5割。ヤクルト・中村悠平の4割7分7厘、DeNA・山本祐大の4割4分4厘を上回り、セ・リーグトップである。

 岸田の強肩のみならず、江川氏の言う通り、阿部監督の指示がなにがしかの影響を与えているのだろう。

(所ひで/ユーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク