社会
Posted on 2024年08月11日 05:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<インフルエンザ>冬以外でも流行!温暖化や猛暑の影響か!?

2024年08月11日 05:55

 新型コロナウイルスが猛威を振るっているが、季節外れのインフルエンザにも注意が必要だ。

 インフルエンザは本来、冬に流行する感染症だが、近年は夏場にも感染者が増える傾向にある。19年には8月の集団感染の事例もあった。

 実は、インフルエンザウイルスは高温になると感染力が弱まるだけで、夏に死滅するわけではない。熱帯・亜熱帯の地域では年間を通じて感染の事例もあり、環境上での流行の条件は必ずしも低温・乾燥ではないとも言われている。

 発生原因には、海外からウイルスが持ち込まれたという説がある。新型コロナイウイルスの感染対策の出入国の基準の変更により、年間約3000万人を超える多くのインバウンド観光客が日本を訪れるようになり、ウイルスの持ち込みリスクが高くなったのだ。

 インフルエンザの重症化を防ぐためのワクチン接種が開始されるのは例年10月。つまり夏場は、免疫を持つ人が少ないという環境下でもある。

 他にも、温暖化や猛暑の影響で、日本も通年インフルエンザが流行しやすい亜熱帯の気候に近づいていることも考えられている。

 症状は、高熱や喉の痛み、頭痛や関節痛、咳や鼻水。新型コロナウイルスと症状が似ているため問診で判断することが難しいので検査が必要となる。

 発症から48時間以内であれば抗インフルエンザ薬を使用し、体内でのウイルス増殖を抑えることが可能だ。

 感染予防は、手洗いやうがい、適切な換気や過度の人混みを避けるなど基本的な感染対策が重要。新型コロナウイルスの対策と合わせて予防を徹底しよう。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク