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武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈恵まれた設定ナムラクレア中心〉

 昨年の覇者ナムラクレアは、勝った時と同じ55キロでの出走。このキーンランドCの斤量の規定が「GⅠ勝ち馬2キロ増、GⅡ勝ち馬1キロ増」で、GⅢを4勝しているこの馬は、1キロも増えないという恵まれた設定なのだ。

 長谷川調教師は、こういうレースを見つけるのが格別にうまい。桜花賞3着の後、オークスには目もくれずに函館スプリントSを目指したのが最初のファインプレーで、50キロの別定重量を生かして快勝。以後も素晴らしい使い方で4億7000万円あまりを稼いだ。

 その間に、脚質も先行タイプから差しもこなす自在型に幅を持たせることにも成功。鞍上を浜中騎手に任せっきりにしているのもいい。昨年よりメンバーは強化されているが、その分、配当もつきそう。中心視して当然の安心感だ。

 札幌は「ワールドオールスタージョッキーズ」の開催週ということで、サトノレーヴにはレーン騎手が起用される予定。連勝中の勢いもあり、人気はむしろこちらが上位になるのかもしれない。ケチのつくところはなく、対抗視は当然ここに。

 函館でデキを上げたモリノドリームは、2戦2勝の札幌へ転戦という理想的な形。鞍上がルメール騎手に替わるのも人気になる材料で、その見込みどおりに崩れそうにない。

 エイシンスポッターは、狭いところを割ってくるのが得意な追い込み馬。そういう特色を仕込んでくれた鞍上(角田大河騎手)を突然失ったことで、馬がいい方に向くのか逆に向くのかはわからないが、コースと展開は向きそうな気がする。穴ならこの馬。

 函館に続いて札幌でも好調が続く武豊騎手は、オオバンブルマイに騎乗。3歳春のNHKマイルC3着以来のコンビだが、近況からは手を出しにくい。

 この距離がいいエトヴプレビッグシーザー、武豊騎手から川田騎手に鞍上が替わるゾンニッヒが、どんな競馬をするのかも注目される。

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