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記事全文を読む→それがどうした!弘兼憲史のラクラク処世訓「通う義務が生まれるのが〝行きつけの店〞。縛られたくない私はあえて作りません」
【相談】
45歳の独身サラリーマンです。会社帰りに近所の定食屋に週1で行っていました。お店の女将さんが「いつもありがとう。サービスよ」と1品多くつけてくれたり、店の常連さんと世間話をするなど、いつの間にか私も常連になっていました。最初は気分がよかったのですが、仕事が忙しく1カ月ぶりに行ってみると、「どうしたの。待ってたのよ」と女将さんから無言のプレッシャー。1週間に一度は顔を出さなければいけないような雰囲気で、それ以来ノルマのように感じてしまい、足が遠のいてしまいました。行きつけの店は作るべきか、作らないべきか。弘兼さんはどう思われますか。(45歳・会社員)
【回答】
恐らく、あなたは最初こそ女将さんから認められたような、店の仲間になれたような気がしてうれしかったのでしょう。ただし「待ってたのよ」という言葉が歓迎として聞こえず「無言のプレッシャー」に聞こえてしまう時点で、この女将さんや店の雰囲気があまり好きではないように思います。
行きつけの店を作るべきか。これは人によると思います。常連客は一見の客よりも、何も言わずに質の良いサービスを提供されたり、自分の好みを覚えてくれているなどのメリットがあります。
例えば理髪店。行きつけの店なら、細かく指定しなくてもいつもの髪型にしてくれます。しかし、違う店に行ったりすると自分のカットではないから店員がそれに気づき、何とも気まずい雰囲気になることもあります。行きつけの店を作ると、他の店に行きづらくなったりするなどのデメリットがあるのです。
単に1人でいるのが好きで、あまり話しかけられたくない人は、そもそも不向きなので、行きつけの店は作らない方がよいでしょう。
あなたも、その店は居心地が悪いと感じているようですから、無理に通う必要はありません。せっかく独身なのですから、その日の夕飯ぐらい、気ままに決めた方がいい。義務で行きつけの店を作って、自分の行動を縛る必要はないのです。
私はといえば、大学時代こそ寮の近くの店にばかり行っていました。焼きサバ定食がうまかった(笑)。
しかし、今は基本的に行きつけの店は作らないようにしています。もちろん数回ぐらいは行くこともありますが、まるで自分の家のキッチンのように毎週行くことはない。
時々、子供の頃から何十年も通っていて、座る席まで決まっている人もいますが、私はまったくありません。まあ、よほど店主とウマが合えば、そういう行きつけもできるかもしれませんが、今のところはないですね。
もし、あなたが会社の帰りに癒やしの場所が欲しければ、飲み屋の行きつけを作ることをオススメします。飲み屋は知らないと行きづらいですが、常連になれば人間関係も築くことができるので楽だと思います。
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